まみいの日記
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2002年06月20日(木) 似た者親子

きょうは 久しぶりに母と出かけた。
それこそスープの冷めない距離にお互い住んでいるのだが それで安心してしまって 「便りのないのが無事の証拠」を実践してしまっている。
ちょっと反省して今回のお出かけとなった次第である。

昼時をはずしすぎて 人影もまばらなレストランに向き合って座って さて良く見ると 母の上を通り抜けた年月が顔のしわとなって現れていることにはっとした。

いつの間にこんなにきざまれたものか。
娘が自分の生活にうかうかしている間も 母のそして父の老いは止まって待っているわけなどないことを 頭では理解していても 現実に突きつけられると否定したくなる。

話が弾めば多少愚痴っぽくなったことは有ってもいつもの母であり 私もいつもの娘役に戻る。
そこには 時の流れを認めたくない思いが交差している。

しかし いつものようにたわいのない冗談に笑い転げながらも 互いに顔に浮かんだ表情を読み取っている。
「かあさん 年取ったわね。」
「そりゃそうよ でもまだまだ 父さんと二人がんばってなんとかやってるわ。でも年取ると心細くなるものよ」
「倒れちゃったら面倒見させてもらうからさ もうちょっと 二人でお願いね。」
目と目でかわす 暗黙の会話。

実際に声に出した会話はというと・・・
「私 介護の2級を取りにいく事にしたのよ」
「あれ 今の仕事は?」
「当分続けるつもり」
「私はあんたに面倒を見てもらおうなんて思ってないからね」
「はいはい 私もそう願ってるわ」

強情っぱりなところは 似たもの親子!


まみい