まみいの日記
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2004年04月24日(土) 里帰り

結婚して 慣れない生活を送る疲れを癒す為の昔からある習慣である。
私も共稼ぎであったため 家事と通勤の二重苦のなかで いつも仕事をしながら考える事は今日の夕食の献立。
魚・肉・野菜を煮るか焼くか揚げるかだけなのに 毎日 日が暮れてくると焦っていた事を懐かしく思い出す。
今なら余裕の面持ちで 冷蔵庫を開けてその中の材料で決める なんて言えるのだけれど 何もかも一生懸命で空回りしていた頃は どうして結婚なんてしたのか 後悔しきりだった。

特に休日の夕方 相方は土日出勤で私一人 夕飯を作って帰りを待つというシーン。
たそがれてくる台所に立つと 隣の家からトントンとリズムの良い包丁の響きとともに 娘さんとおかあさんの会話が仲良く聞こえてくると 人恋しさに思わず涙があふれてきたものだった。
そうしてたった一日だけ実家に帰った時は たわいも無い会話に肩の力が抜けていくのが分かった。

今日長女が里帰りでやってきた。
迎えの車の中で こたは狂ったようにはしゃぎ 私は数日の旅行から帰ってきた娘を迎えるような錯覚に陥っていた。
一ヶ月ぶりの 何も変わり映えのしない我が家を 珍しいものを見るように一通り眺め 取りとめも無いやり取りの後 私が洗濯物を取り込んでいる暇に 彼女はこたと昼寝をはじめた。

主婦って ONばかりでOFFがないのね。

新婚生活をそう描写した長女は 久しぶりにOFFモードに入ったようだ。
我が家の夕飯は本日一品多く用意され 食卓は久しぶりの三人娘が揃って 華やかだった。


まみい