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2004年11月14日(日) 南国から来た寒いヤツ

今日は、福岡県飯塚市にある嘉穂劇場に、ギンギラ太陽’sの「南国から来た寒いヤツ」というお芝居を見に行きました★

見に行った動機は、このお芝居に友情出演で華丸・大吉が出るからなんですが、お芝居自体もめちゃめちゃ楽しかったです♪♪
もともと「見に行く」事が好きなタチなので、お芝居もいくつか見に行った事があります。
でも、大分では公演自体があまりないので、滅多に見る事はないんです。
なので、今日は久々のお芝居でした★
ギンギラ太陽’sという人達については、私も良く知らないのですが、大塚ムネトさんを中心とした5、6人の劇団のようです。
特徴は、福岡ローカルのお芝居を続けていて、つねに被り物をしてるって言う感じでしょうか?

今回の「ひよこ侍シリーズ」は、時代劇風味の、福岡のお菓子のみなさんが中心になってるお菓子のお話でした。
もちろん、主役の「ひよこ侍」さんは、頭にひよこの被り物をしています。
他には、千鳥饅頭に、ちっこいタルトに、南蛮往来に、博多ぶらぶらなどなど、とにかく福岡の有名なお菓子達がいっぱい(笑)
7年近くお菓子屋さんだった私にとっては、お菓子が主役なんて、すごく馴染み深かったかも(笑)
そのひよこ侍さん達が、南国しろくま城で起こった、本来一緒にいるはずの、ドライアイスがアイス(劇中では“氷菓子”って言ってました)を襲うという事件解決のために立ち上がるというお話でした。

このお芝居が、本当に、完全お菓子の世界になってるのが、スゴイんですよ(笑)
「命を落とす」っていうのも、「賞味期限が切れる」って言ってるし(笑)
チョコは甘い事ばっかり言ってるし、ちっこいタルトはひよことセットだし、ひよこは全国銘菓になったから有名なんだとか、南蛮往来さんはオランダ風味な格好をしてるとか・・・とにかくお菓子の特徴を全部入れてる(笑)
でも、普通に考えて、お菓子の時代劇なんてあるわけがないじゃないですか(笑)
そんな矛盾さと、時々出てくる笑える発言で、見てて堅苦しくなくて、楽しいお芝居になってるんだと思いました★
その上、時代劇だし、お話の基本は家族愛や友情なので、若い人から年配の方まで、みんなが楽しめるんじゃないかと思います。
現に、幅広い年齢層の方で会場はいっぱいでした。
3回の公演のチケットがほぼ完売してて、3000人くらいの方が見にきてたみたいです。
福岡から飯塚へのバスの中も、このお芝居のチラシを持ったお姉さん達でいっぱいでした。

そんなお芝居に友情出演した華丸・大吉のお二人ですが、見に行く前は、私は、本当にちょこっと出てるだけなんだろうと思ってたのですが、思ってたよりたくさん出番があって、ちゃんとお話に関係のある役どころでお芝居に参加されていました★
最初の場面で、「ニセひよこ侍」として登場すると、お客さんからは拍手が起きていました。
招待を暴かれて「実は旅回りの芸人です。漫才をしています」と白状すると、「じゃあ、その漫才を見せてみろ」という展開に(笑)
お客さんからも期待の拍手をもらって、お侍さんの格好のまま漫才をしていました(笑)
私は今日の2回の公演を見たのですが、一回目は、お菓子にちなんで「博多銘菓・雪うさぎのCMのモノマネ」など、二回目は、「“北の国から”の“南の国から”バージョン」のネタなどをやってました。
私にとっては、余興で見て以来3ヶ月ぶりの華丸・大吉の漫才でした。
もう何度も見た漫才なのに、やっぱり面白かった(笑)
今日はお侍さんなので特に(笑)
そして、このお芝居を見に来てるお客さんを笑わせてる華・大のお二人がとってもカッコよく見えました★

今回の公演は、ニュースにもなってた、去年の夏の大水害で、胸まで水につかるほどの被害を受けて、閉館の危機に追い込まれた大衆演劇発祥の地である、伝統深い嘉穂劇場を、なんとか復活させようという、地元の方々や、多くの芸能人の方も協力により、奇跡的に復活できた記念の公演だと言う事で、お祭りのようなノリでやろうという主旨があったらしく、華・大やとまとママの友情出演や、地元で活動する創作太鼓の方や、商店街のみなさんの出演があったり、劇中で嘉穂劇場の復活式典があったりと、盛りだくさんの内容でした。
それだけの物を、こだわりを持って一つのお芝居にしちゃってる大塚さんて、スゴイなあ〜と、感心するばかりです。
最後にカーテンコールで、大塚さんが一言だけ「これからも私達は福岡のみなさんだけの為にやり続けます」って言ったのが、なんだか印象的でした。
たしかに、福岡のお菓子や地方の事なんて、県外の人にはわかりづらい部分が多いけど、そこにこだわってやってる所が、すごくカッコイイと思いました。
私は大分県民だけど、そういう人達がいるって素晴らしい!って思います。
これは、博多弁漫才にこだわってやってきた華・大に思う事と同じなのかもしれません。
やっぱり華・大の漫才は楽しかったです。
久しぶりに「また見たいな」と思いながら家に帰りました。
コントもいいけど、やっぱり言葉一つで、博多弁一つで勝負してる漫才がいいなあ〜と、改めて思いました。

今度、華・大が出てなくても、見るチャンスがあったらギンギラ太陽’sのお芝居を見に行ってみたいです★
ひよこ侍さんもステキだっけど、何気にチロルチョコのチロル十円兵衛さんの笑顔がお気に入りでした(笑)
ギンギラ太陽’sの方ではなかったのかな?
ぜひまたお会いしたいです(笑)

今日は華・大のお二人のおかげで、ステキなお芝居に出会いました★


CHEMISTRY「Long Long Way」


薫 |MAILHomePage

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