Goodtimes&Badtimes
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今月末に初めての赤ちゃんが産まれる予定だった人が、突然、流産になりました。 流産というのが正しいのか、よくわからないんだけど・・・出産直前にある病気によるものらしいです。 胎盤から赤ちゃんに酸素が送られなくなって、赤ちゃんが死んでしまったということでした。
私は、人づてに話を聞いたんですが、そのときはビックリするばかりで、なかなか実感がわかなかったんだけど、どんどん辛くなってきました。 考えれば考えるほど泣きそうになっちゃいます。
その人はバイト先の店長さんで、2つのお店の店長さんなので、いつもは他のお店にいます。 ただ、社員の方がお休みの日に、週一回夜にお店に来てくれるので、私は毎週店長に会ってました。 先月あたりから忙しい時期だったのに、もう一つのお店が人手不足で、こっちのお店に来ないまま、年が明けてからは出産に向けてお休みしてたようなので、1ヶ月近く会ってなかったんですが、まさか、こんな事になるとは、夢にも思ってませんでした。
店長とは、年があまり変わらない事もあってか、いろんな話もしたし、ホントに、いつも良くしてもらってました。 そんな身近な人が、こんな事になったのは初めてで、いったい私はどうしたらいいのかわかりませんが・・・このケースの場合、母親も子供も亡くなってしまうケースがほとんどだそうです。 それを思えば、店長の命が助かっただけでも良かったんだと、ただひたすら、そう思うだけです。
自分の事ではないとはいえ、今日のこの出来事は、とっても辛い出来事でした。 どれと同時に、どんな人にでも、いろんな事があるんだな〜と、改めて思う出来事でもありました。 日々の生活の中で、「辛い」と思う事があります。 なんて自分は不幸なんだろう?とか なんで自分だけこんな辛い目にあうんだろう?とか そうやって、へこたれそうになる事があります。 ただちょっとだけ、上手く行かない事があっただけで、そんな風に思いがち。 そんな風に思いがち過ぎた私でしたが、去年見た「ホテルビーナス」という映画の中で、ビーナスがチョナンに「誰もが自分の傷には敏感だ。他人の傷にはてんで鈍くなってる」と、言った言葉を聞いて以来、あまりへこたれなくなりました。 今日の辛い出来事は、まさにそのとうりです。 世の中には、自分よりもっともっと大変な思いをしてる人がいるんだって、頭ではわかっていたんだけど、それは、どうしても、映画やドラマの世界でしかなかった気がします。 こうやって、実感したのは初めてかもしれません。
・・・いつか、店長の辛い気持ちが、少しでも癒される日が来ますように。
私は、私の毎日を精一杯生きる事。 頑張るときは頑張って、休むときは休んで、何事もなるべく楽しむ事。 今は、そう思っていられる事が幸せな事だとさえ思えます。
Crystal Kay「flowers」
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