書泉シランデの日記

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ホーム・パーティー もちろん私はゲスト
2004年12月28日(火)

ヴァイオリン仲間のおうちでパーティー
持ち曲披露が義務となり、恥は掻き捨てモード。
海外生活でホームパーティーに慣れた方がホストだったので、おもてなしもお見事でした。11人を招いて、みんなに夕食を食べさせて、楽しく遊ばせるってすごい手腕だと思う。11人に加えて、家族が7人おられる。立派なお宅ではあったが、そうそう誰にでもできることではない。なにしろ店屋物、冷凍物なし、紙皿、紙コップなしである。

持ち曲といっても発表会じゃあるまいし、ほとんど初見大会となる。フィンガリングのない曲をひくのは私には大変。優秀なピアニストが2名いて、伴奏はばっちり。しかもピアノはシュトゥットガルトの博物館に入っていて最近売りに出されたものを入手したという、由緒正しい古いピアノ。とても柔らかい、優しい音がする。

フルート吹きやチェリストもいたので、結構バラエティーに富んだ出し物となった。

「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」や「パッヘルベルのカノン」を合奏した後、「タイスの瞑想曲」、「フィガロの結婚」、「白鳥」などのヴァイオリン・デュオ版を順番に適当なペアでひいて遊ぶ。正確にいえば、ひいて遊べる気分なのは上級者のみで、私なんぞは息子頼りに・・・のど自慢のアコーディオン伴奏よろしく、私のひくのにあわせさせて、息子にセカンドをひかせるしかない。苦労しまくって冷や汗をかいているのは私なのに、「母をいたわる優しい息子」というその場限りの情景に人の心はひきつけられるのであった。それって本当にその場だけなんだよ。

幼稚園のお嬢ちゃんのブルグミューラーから、70歳のおばあちゃんのパッヘルベルまで、一晩楽しく遊ぶことができた。みんなでテニスをしたり、スキーに行ったりするのと結局はおんなじことなんだと思う。



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