書泉シランデの日記

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亀のサタケ
2005年01月10日(月)

最近、頭がたるんでいるようで、どうも本が読めない。整体の「みちるん」では「頭が熱くなってますねえ」といわれた。頭寒足熱というくらいだから、頭は冷やっこいほうがいいようだ。私が「みちるん」に行くと、息子は憐れんだ目をしてみる、「あんた騙されてるだけだよ」って。ま、そうかもしれない、でも、そうじゃないかもしれない。息子の顔を見て1時間いるよりは、みちるんでお金を払って1時間いるほうが、体にはよい。

「みちるん」にはサタケという名の亀がいて、サタケはオクヤマというメス亀に逃げられたダメな奴である。整体をしてくれるみちるんからは、常々この亀の話を聞いていた。見たのは今日が初めて。ミシシッピなんやら亀という。広辞苑くらいの大きさ、但し厚みはあの半分。柔らかい部分は黄色地に黒やら濃緑やらの模様入り。尻尾や頭は緑地に黄色ストライプでトカゲみたいかな。案外カラフルである。

ホットカーペットの上の靴の箱くらいのプラスティック箱がサタケのモバイル・プール。ぽちょんと入ってぬるま湯でぴちゃぴちゃ泳ぐサタケはなかなか愛らしい。カメの足にも肉球があることを初めて知った。

しかも、驚いたことに、サタケはみちるんの後追いをする。カメって人に馴れるんですよ、といわれてはいたけれど、まさか、と目を疑った。けど確かにみちるんの後をトコトコとついてくる。そこそこ俊足である。ひざに載せると肩までよじ登る。ソンナノアリ?


みちるんの心配は自分がサタケより先に逝くことである。「もう20年飼っているけれど、寿命は80年っていうから・・・私、子ども生まなくっちゃ」だって。親の形見に亀なんぞ押し付けられちゃ子どもも迷惑だっつうの。鼈甲の櫛かなんかにしなさいって。

整体サロン(実態は小屋)に、亀がほっついていていいのか、不潔だと言われそうだけれど、私はいいんだ、癒される。きのうまでカメなんて嫌いだし、かわいくなんかあるものか、と思っていた。でもサタケを見ていてカメへの偏見が7割方雲霧散消。でも残りの3割があるので、柔らかい部分に触るのはもうちょっと待ってね、でありました。

サタケの写真、撮ってくればよかった!



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