書泉シランデの日記

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157×3=472?
2005年11月04日(金)

理解不能。

一個157円の焼き菓子を「3個ください」といったら、472円だといわれた。計算の苦手な私でも1の位が1になることぐらいはわかる(7×3=21)。
「え?」と聞き直しても、売り子さんは全然不審を覚えないらしい。

面倒だからいいや、と思ったけれど、でも念のために「1個157円でしょ」と質した。すると、先輩格の人が来て、「うちは端数を切り捨てているんで、本当は157.5円なんです。」という。

切り捨てているのなら、常に一個157円であるべきで、2個買うと157.5×2=315円になるという仕掛けは、単に端数を隠しているにすぎない。1個ずつ買えば157円だが、まとめて買えば買うほど客は損がふくらむという奇妙な売り方である。こんな売り方が通用するとすれば、物不足で行列を作るような、かつてのソ連みたいなところだけだろう。

1個ずつ3回に分けて買うという選択も当然考えられたが、そんな手間をかけてまで正義を実現しようとするガッツは私にはない。どうせ相手はただのバイトだ。せめて「じゃあ、端数をつけた値札にしないとインチキよね」といったら、即、その場で158円の札が出た。ナンナンダ、コレハ?!

どうせなら、1個158円、2個なら315円にするほうが、客の印象はいいと思うのだけれど、税込み表示になるとなかなか不思議なことが起きる。二度と買うもんか、近所に言いふらしてやる、といいたいところだが、イベント出店の店だったし、幸か不幸か、その価格にしてはなかなか上等の味であった。そして、これまた幸か不幸か、店の名前はもう思い出せない。大阪のどっかのケーキ屋であった。関西の人はこんな売り方に文句を言わないのだろうか、それとも東京人は見栄っぱりだから、こうしても払うと読んだのだろうか?



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