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2004年11月30日(火)  SHOCK落選と「ハウルの動く城」感想 



SHOCK、見事に落選していましました…。




元々SHOCKチケット運は皆無で、専用用紙のみ申込みの平日でさえ今まで一度も当選したことはなかったのです。

ですが、今回は、私以外の友人全員当選。しかも、今まで私と同じように自身の専用用紙で当選したことのなかった境遇の友人も当り、あまつさえ一人2回も当たった友人もいるほどの見事な当たりっぷり。



なのに、私は今回も落選…。




それにですね…。今回は私の手持ちの関係で、これ一回しか申込みをしなかったのです。いくら友人が当っても、当った分は全部友人の持ちチケットなのです。ええ、私の分はないんです。一枚も!!

と、いうことは…。


今回、お留守番決定!!


になってしまうんですね〜。あははは…。
…もう、渇いた笑いしかでてこないや…(涙)


元々手持ちがないので交通費が浮いたな〜とか、この分のチケット運が他に回ればなあ…(特に近々やってくる大阪コンチケ!)とか、イロイロと思ってはみるのですけれども、どうにもこうにも…やりきれないです。



あああ、切ない…。切ないよう…・゚・(ノД`)・゚・。





そんな中、「ハウルの動く城」を観て来ました。
公開直後の火曜レディースディと相俟って、映画館は人・人・人!!
一時間近く並び、ようやく観ることができました。…疲れた…(汗)

というわけで、



「ハウルの動く城」感想。


元々、原作の「魔法使いハウルと火の悪魔」のファンでもある私。
数年前、読書友達であるMさんのものすごい勧めで半信半疑で読んでみたところ、途中から物語に引きこまれて見事にすっ転んでしまい、読み終わった後も続きが読みたくて読みたくて、次作の「アブダラと空飛ぶ絨毯」を急いで買った覚えがあります(でも、当時はなかなか本屋になかったのですよねえ…涙)

とにかく、作中のソフィーが最強にたくましく、万能の魔法使いであるはずのハウルがただひたすらにヘタレで軟弱でナルシストで、この二人のやりとりが非常に面白くて、すぐに大好きになってしまったし、勿論、それだけでなく作中の誰もが(敵役の荒地の魔女ですら)楽しいけれどそれだけじゃない、複雑でとても人間味のあるキャラクターで大好きした。


物語も、英国児童文学らしくいろいろな魔法道具がでてきたり、謎の魔法の詩を解読したり等、ソフィーとハウルのラブストーリーだけではない、ワクワクしドキドキする楽しいお話でしたので(というかむしろ、この二人のラブストーリーの方がつけたしみたいなものだったし・笑)、映画化と聞き、相手が巨匠・宮崎駿であろうが誰であろうが、文句を言う気まんまんでした(笑)

でも、観ている途中で原作を追うのをやめました。



…というわけで、今回もネタバレ・辛口感想となります。
ネタバレOK!ついでに辛口でも大丈夫!!という方は、以下反転してください。


そもそも、原作である「魔法使いハウルと火の悪魔」はノベルズ1冊とはいっても、文字数は非常に多く、ページ数もそれなりにあるお話なので、2時間の映画にするにはどだい無理だと思っていました。
なので、登場人物は減るだろうし、物語そのものも大きく変貌するだろうな…ともアタリはつけていましたし、CMや映画宣伝で観たところ、年齢は16歳くらいだった“マイケル”が10歳くらいの男の子に(しかも、名前もかわっていたし)、美女だったはずの“荒地の魔女”が三輪明宏に変わっていたので、ある程度の“原作とは違う出来あがり”の覚悟はできていました。

ですが、上にも書いたとおり、途中で原作を追うのをやめました。
あまりにも、原作の“ドキドキワクワク”テイストとは違っていたし、物語が想像以上に違っていたので。

なので、“ここが原作と違って嫌だ!”とはキリがなくなるので言いません。



宮崎駿氏が何を思って“戦争”の記述を入れたのかは解りませんが、世界中に配信するこの映画に“反戦”を訴える意味合いは確かにあるとは思います。
イラクで起こっていることを考えればなおのこと。

ですが、それにしては凄惨すぎる空襲シーンに対する結末があまりにもおそまつすぎます。
それに、“空襲”“戦争”の記述を必要以上に熱意を上げすぎてしまい、本来のテーマである“魔法をかけられて90才になってしまった少女の冒険”がおざなりになってしまっているとも思いました。

だからこそ、終わったあと、あまりにも結末が中途半端でなおかつ疑問がありすぎて眉をひそめました。

どこから言い始めればいいのか迷うほど、エピソードの一つ一つがあまりにも説明不足で、いろんなクエッションマークが頭を飛び交い、見終わったあと一緒に観に行った友人との会話も途切れがちになりましたし(笑)この話の感想をどう書こうかと考えると、ちょっと途方が暮れました。



原作を読んでいなければ理解できないことから、オリジナルだからこそ、どうしてこうなったのかわからないことまで、とにかく、大きな物語の流れから小さなエピソードまで首をかしげることが多くて、多くて(汗)



あまりにも多いので、大きな流れだけの疑問を箇条書きにしてみました。(笑)


・ハウルが自分で言うほど、「臆病」でも「逃げ回っている」とも思えなかった。

「臆病」で「逃げ回っている」のなら、途中で鳥になって軍用機(?)を襲うこともせず、城の中でうずくまっているか、戦争など気にもとめずフラフラしている(それこそ原作みたいに女の子のお尻を追っ駆けてもよかった)かのどちらかの方が説得力があったと思うのです。

本当に、格好良すぎるくらいに格好良かったのですよ…ハウル…。



・いつ、ソフィーの魔法が解けたのかわからなかった

ハウルとラブラブになるあたりからそれは顕著に。
花畑なんて、老婆の姿と若い姿を行ったり来たり、行ったり来たり(汗)
確かに、ソフィーが段々と若返っていっていたのは分かっていたんですけれども、
その移行はあまりにも解りにくいし、その上、ラストあたりではなしくずし的に元の年齢に戻った感が強かった。

そもそも、ハウルが覗いた寝ているソフィーは若いままだったことも、「ソフィーが眠ると魔法はとける」のか、「ハウルが見たらソフィーはいつもこの姿だった」のかどちらなのか、わからずじまい。

サリマンは、若いままの姿を見ていたようなので、後者なのかもしれないと思いますけれども…。


それに、どうして髪の色だけが元に戻らなかったのかもわからずじまいでした。

もしかして、ハウルの「髪の毛が星の輝きの色だね」という台詞で説明したつもりになっているわけじゃあないでしょうね?宮崎氏?



・「ヒン」の真意がわからない

キングズベリーの王様だというのはラストで分かるのですが、何故彼が犬になったままなのか、そもそも何故犬になっているのか(どうやら無理矢理魔法に掛けられていると訳ではないらしいし)、どうしてソフィーと行動を共にしようとしたのか、ちぃぃぃぃぃっとも解りませんでした。

それに、


・そもそも、どうして戦争が起こっているのかもわからない

これは、上の最初の感想とダブってしまうのですけれども、ご容赦ください。

インガリーとキングズベリーが戦争を起こしているのはわかります。別にそこに特別な意味を求めているわけでもありませんが、どうして戦争がはじまったのかその背景がまったくわからなかったし、何よりもインガリーの王子で魔法にかけられて“かかし”になったカブの魔法が解け、自国で戦争を止めると言った瞬間、キングズベリー側もあっさりと戦争を放棄したことが…あまりにもあっけなく、肩透かしを食った気分でした。





これは、「もののけ姫」もそうだったのですけれど

物語を広げるだけ広げて、まとまらせることができず、ハッピーエンドでごまかそうとしている

ように思えてしようがありません。


ホント、頼みます。宮崎氏…(汗)



さて。文句ばっかり言っててもしかたがないので、良かったこと。


マイクルが可愛かったです。
彼の声をあてている神木くんは天才。素直に思いました。
少年の時と魔法でおじいさんになる時と。そんなに声質は変わっていないのに、その変化がとてもコミカルで、心がほわ〜んとなるあったかい笑いを誘うのです。

見る人の心を声だけでそうさせる彼の才能はすごいなあ…と思いました。…テクニックだけではそうそうとこうはいかなですもの。


映像は、さすがのジブリ。とても綺麗で、緻密で、ものすごくコマ数が多いだろうと簡単に想像ができるほど、動きがなめらかでした。
相変わらずキャラクターもとってもブサ可愛く、また新しいジブリのキャラクターマスコットが増えたなあ…と(笑)…ええ、ヒンです(笑)

話の流れはともかく(笑)ヒンの動きはとてもコミカルで、楽しかったです。…階段を上がれないドン臭さが特に(笑)


どうなることかと思った、木村くんと賠償千恵子女史は、思った以上に良かったです。

木村くんの声とハウルの容姿ははまっていて、それほど違和感もなかったし。確かにへたくそといえばへたくそだったのですけれどね(笑)

賠償女史の18歳も、まあ…聞こえなくないな…と(笑)


三輪御大は…見事とか上手いの次元を超えてました(笑)

…そういえば、荒地の魔女の真意もわからずじまいだったな…。ただ単にハウルの心臓が欲しかっただけなのかしら…(汗)


最後に、<原作と比較しない>と言ったけど。

原作にあった《緑のねばねば》のエピソードを入れてくれたのはすごく嬉しかったです。
ハウルのヘタレさが出る、原作でも好きなシーンの一つなんです(笑)

…欲をいえば、もうちょっとしつこくても良かったんですけれどもね(笑)





いろいろ言いましたけど、ただの感想なので、さら〜っと受け流してくださいね(笑)

…もう一度原作を読み直そうかな…(笑)




さて、日付は火曜日ですが、書いているのは水曜日です。FNSです。

HPオールスターズがJrに見えます(笑)…どんどん出てくるし(笑)



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