永遠の1/2
まりあ



 【あきら時代5】少しづつ・・・

私のHPには、家庭人としての私のありのままが綴ってった。
そして、片隅に詩のコーナー。
拙い拙い言葉をそこに散らばめていた。
よほど興味を持って探さなければ、見つかりもしない、片隅に・・・・。


その中のひとつの詩に





何かが・・・・     2001年2月28日23:03


いつまでも「何かが足りない」という焦りが付きまとう

足りないものを補いたくて
ありとあらゆる本を買う
思いつくだけの物を買う
いろいろな事をやってみる

いつまでも「なりたい私」に近づけない

「いい人」だけの「人」じゃなく
「優しい」だけの「人」でなく
「御託」はいいから「中身」が欲しい

捜しつづけ
焦りつづけ
心の空洞を埋めるために

また、一年過ごしてみる







という詩を、自分の誕生日に書いている。
それを、彼は読んでいた。


翌朝、届いていたメールにこう書いてあったと記憶している。
残念な事に、そのメールはなくなってしまったけど。

「ずっと、探していたんだろ?
それを多分、あげる事が出来ると思うよ」って・・・・



そして、その詩のサイトに、プレゼントが届いていた
彼からもらった最初の詩




プレゼント  

外は春なのか
それともまだ、寒い冬なのか・・・
君とここにいる

外は夜なのか
それとも新しい朝が訪れたのか・・・
君とここにいる

この部屋で、ちっぽけなこの部屋で
君と今、たった二人ぽっち
何を望めばいいだろう
さあこれ以上何を望もう・・・

外は雨なのか
それともポカポカ暖かいお日様か・・・
君とここにいる

外では先を争っている欲望達
見栄と肩書きがウロウロ、ゾロゾロ、右往左往・・・
何も見えない
何も聞こえない
この部屋で、君と二人
ここにいる・・・







私たち二人は、もしかしたら、ネットを通して出逢わなければ
愛し合う事はなかったのかもしれない。






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2005年02月13日(日)
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