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■ 【あきら時代6】心の奥底
彼と私の繋がりは、それこそ、「文字」「言葉」でした。
彼が発信するどの言葉も、どの文字も、特別の意味を持っていました。 それに対して、私からも特別な言葉が引き出されていったように思います。 それは、けして、心での繋がりだけでなく、体の部分でもそうでした。
最初に彼は、私に 「どうされたい?」と尋ねました。
2ショットチャットに数多くいる人たちは、体での興奮を目的に存在します。 何処を触って、どんな風にして・・・。 文字で体を愛撫して、それで妄想を膨らませて、「興奮」する。 中には実際にそれを実践してる人もいるかもしれない。 それはそれで、個人の楽しみだからいいと思います。 人には、みんなそれぞれの、性の楽しみがありますから・・・。
彼は
あまり体の名称を上げて、どこをどうするように。 なんて言いませんでした。 言われていたら、私は、他の人と変わらない目で見ていたと思います。
まして、気恥ずかしくなるような名称はただの一言も言いませんでした。 言われた時点で、私はきっと、一気に醒めていたでしょう。
誰に?どうされたい? 私にそれを打ち込ませます。 それを、何度でも繰り返させられます。 コピーはなしで。
少しづつ、脳がしびれるように、周りが見えなくなるほどのめり込みました。 ただ文字を打ち込むだけなのに。 ただチャットをするというだけで、私は「興奮」ではなく、「感じて」いました。
それは多分、他の誰かでもできる事ではなかったと思います。 彼というピースと、私というピースが、パズルみたいに、ぴったりと合わさっていたのでしょう。
私は、もしかしたら、彼のために作られたのかもしれない。とまで思いました。
体に触れる事なく、彼は私を思い通りにしてしまいました。 それはある意味、彼に支配されていたのだと思います。 それは、肉体では得られない、完全な支配でした。
2005年02月14日(月)
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