南盤月記
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2005年12月28日(水) 17歩

メンツが揃わなかったので2人麻雀をやってみた。
マンガで紹介されていた「17歩」という遊び方で、自分の前の山を使って手牌をつくって勝負をするというもの。
手牌を作った残りの牌を捨て牌にして、マンガン以上の出上がりを目指す。

やってみるとまずまず面白い。
ふつうの麻雀ほどの奥行きはないが、この麻雀独特の戦術があって飽きさせない。

この麻雀では、開始時に牌を選べるぶん、普通の麻雀よりも手牌・捨て牌に関する選択肢が増える。
ということはより打ち手がより積極的に盤面のコントロールができるわけで、それが「17歩」独特の戦術を生む。

ふつうの麻雀では手牌の都合で捨て牌が必然的に決まってしまうことが多いが、「17歩」では、変則的な待ちで相手を罠にはめたり、捨て牌の種類を増やさないようにして読みの材料を減らすというような、心理的な駆け引きが大きな要素になる。

この点が何より好ましい。
心理戦こそは勝負事の醍醐味である。



野中

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