今日のおたけび または つぶやき

2014年08月13日(水)  おうちが一番



と言えるのは幸せなことなのでしょうな。

11日と12日に青森に帰省してまいりました。

行く方も大変だけど、迎える方も年々大変そうになってきたので、1泊だけね。




短ければ短いほどありがたいです。

夫の実家への帰省が楽しみな嫁など、いるはずないと思っているのですが、

ひょっとして楽しみな方もいるのかしらん。

・・・なんてことを毎年盆と正月に書いてる気がする。




85歳と80歳の義父母は、

本当にありがたいことに2人暮らしができるほどには心身ともに元気でいてくれて、

子どもや孫が来れば相変わらず全力でもてなしてくれます。

ただ、その全力に嫁も当然全力でお手伝いしなくてはいけないので、料理から皿洗いから大忙し。




食事中はおしゃべり好きの義父の昔ばなしとお説教をひたすら拝聴し、

話が途切れた合間に子どもと孫らがさらっと近況報告や別の話題でおしゃべりをし、

また義父の独壇場にもどり・・・という具合。

そしていまだに、「子供をひとりしか生まなかった嫁」ということで、

わたしには余計な説教が追加されますの。




息子ももうすぐ22歳なんだけどね。

とりあえずここまで特に何かの加害者にも被害者にもならず、友達にもめぐまれて

能天気に好きな勉強をしてるのだけどね。それでも



「ひとりっ子で寂しい思いをさせたことをどう思っているのか」

「たったひとりしか子どもがいなくて、もしその子に何かあったらどうするのか」



って、いまだに言い続けておられますから。

帰省するたび、よく言い忘れないほどだわと思うくらい、必ず言われますからね。




ひとりっこだろうが10人っこだろうが、寂しい子は寂しいし、寂しくない子は寂しくないし、

なんてことは、思っても申しません。

何人子どもがいようが、まとめて亡くすこともあるし、

老後に頼ろうなんて思ってないし、なんてことも、思っても申しません。




というか、そもそもひとりしか授からなかったんだから仕方ないじゃないの、

とも申しません。

なんとなーく神妙な感じでお話を拝聴していれば、満足されるようなので。

言いたいだけ、ってやつね。




私の兄夫婦には子どもがいないのですが、

義父は兄夫婦がいかに可哀想かまで言及なさってくれちゃいますの。

そこは兄夫婦の名誉のためにと思って、「兄夫婦には子どもはいませんが、今は猫10匹と

とても幸せに暮らしてるんですよー(ニッコリ)」と申し上げたところ、

夫の妹とその娘(姪っ子)が、「猫10匹! いいなー! いいなー!」と大騒ぎになり、

そこでお説教はいい具合に強制終了となったのでした。




で、当の「ひとりっこ」はまったく我関せず、自分用に用意された鏡月(アセロラフレーバー)を

ご機嫌に手酌で楽しみ、早々にできあがって、じーさんの言うことなんざぁまったく聞いちゃいない。

その「ひとりっこ」の父親(わたしの夫だ)も、「べつにひとりで全然問題ないよ?」と、

それ以上何を主張するわけでもなく、こちらも自分用に用意された桃川(日本酒)の方に集中。




繊細とはいいがたい夫と息子のいい加減な対応が、こういう時は助かるよね。

場もギスギスしないし。

85歳まで持ち続けた価値観に今さら文句つける必要もないし。

盆と正月だけなんとなくやりすごせばいいのだし。




しかし、もし一緒に暮らしていて毎日言われたら、面倒だろうなぁ。

そしたらがっつり反論してしまいそうだ。

そういう面倒を味わってるお嫁さんたちもまだまだ多いのでしょうね。




さ、お盆休みの最大のおつとめも終わりましたので、

まだ聴いてなかった先週のましゃラジオでも聴きましょうか。




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