2014年08月07日(木) |
「日々、図ってきた」その先に「図らずも」が |
さて、BROS.会報#103のさらに続き。
ましゃご本人のコメントもね。
詳細にいろいろ語ってくださってましたが、印象深かったのをほんの少しだけ抜粋。
福 「日本語歌詞という共通の言語ではない分、
むしろ音楽そのものでコミュニケーションが取れたんじゃないか、
お互いに『音楽そのもの』に集中できて、カラダと心をゆだねることができたんじゃないか、
と、台湾初日が終わってから思いました。これはとても新鮮な体験でしたし、
尚且つ、日々音楽生活を送る中で忘れがちな『初期衝動』という感情を、
再確認させてもらえた時間でしたね。」
ミュージシャンとしての初期衝動と言ったらやはり、
音楽でみんなを楽しませたい、自分も音楽を楽しみたい、ということかしらん。
ましゃは音以外にもいっぱい気を配らずにはいられないし、
聴く側のわたしたちにとっても、ましゃまわりには音以外にも魅力的なものがいっぱいありすぎて、
届ける側、受け取る側、どちらもこの初期衝動は忘れがちかも。
それを再確認できたというのはすごく貴重でステキな時間でしたね。
福 「終わったからこそ言えることですが、このアジアツアーは図らずも
チーム福山の20数年分のノウハウと、福山雅治20数年分のナンバーを凝縮した、
集大成的なものになっておりました。
『図らずも』って書きましたけれど、いろんなアイデアのトライ&エラーを
みんなと何年も掛けて共有してきた、言ってみれば『日々、図ってきた』ことがあればこそ、
『図らずも』につながる。
そういう意味でも、もう一度、BROS.に感謝なんです。
あなたに参加してもらったこれまでの様々なライヴの体験と、そこで得たライヴ力で、
国や文化や言葉を超えて、アジアのファンと音楽でつながることができたんです。
本当に、どうもありがとう!」
アジアツアーの大成功は、ひとえにましゃご本人とチーム福山の力の結晶によるもので、
日本でお留守番してたファンなど何の役にも立ってないと思うのですが、
ましゃは本当にやさしい言いかたをしてくれますね。
台湾と香港でどっさり受け取った花束から、お留守番たちにも1本ずつ分けてくれたような、
そんな心遣いが感じられます。そう、こんなトコにもましゃの心遣い。こんなトコまでプロフェッショナルな巨星。
この記事の冒頭に1枚の写真があるのですが、これがステキ。
すでに本番用の楽器も設置完了しているステージの真ん中で、
ましゃとスタッフらが床に直接、車座にぺたりと座り込んで打ち合わせをしているショット。
足元には資料の紙がいっぱい広げてあって、みんなTシャツや短パンやジャージで、
すごく真剣な表情で相談している。
本番のきらびやかな写真もステキだけど、こういう男くさいお仕事風景がまた本当にカッコいいです。
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