今日のおたけび または つぶやき

2014年10月31日(金)  美智子さまがすごすぎる



ハロウィーンと言えばかぼちゃ。

ここ最近の家族のお気に入りがバナナブレッドとかぼちゃブレッドですの。




砂糖とバター控えめでも(っつーか近所のスーパーにも百貨店にもバターがない!)

しっとりしてやさしい味なのがよいよね。

交互に焼いてテーブルの上には必ずこのどちらかが載っていて、朝食やおやつになっております。

なので、この秋はたぶん自分史上一番かぼちゃを食している。

かぼちゃおいしいよね、かぼちゃ。




さてさて。

先日たまたまネットで、皇后陛下 傘寿をお迎えになって という映像を観ました。

「政府インターネットテレビ」なんてものがあるのも知りませんでしたわ。

数分のご近況映像かと思ったら、ご誕生から最近までを網羅した充実の1時間。

観始めたらすごく引き込まれてしまい、結局最後まで観てしまいました。




もうね、美智子さま凄すぎる。ステキすぎる。

お若いころの美しさだけでも国宝級なのに、それをさらに輝かせるお人柄。

大変失礼ながら、今上陛下の最大の功績は、美智子さまを伴侶にされたことではないかと。




折にふれてのお言葉や、詠まれた和歌がほんとステキ。

つい先日もオランダ国王夫妻を迎えられていましたが、たとえば国賓をお迎えする際の心構えについて。



  「どの国も変わりなくお迎えすることが大切と、

   陛下が接遇の基本をお話くださったことを、いつも思い出しています。

   これは当然のことのようですが、実際にはその時々の日本とその国との関係、

   又、人々の関心の持ち方の違いから、

   歓迎の人々の多さや報道のされ方等にどうしても差がでますので、

   皇室がこの原則に常に立ち戻ることがどんなに大切かを毎回心に留め、

   お一人ずつの国賓をお迎えしています。」



海外の要人や王族の方々の中にあっても、日本の両陛下の気品や気配りは群を抜いていると、

実はいつも感じています。




美智子さまがこうおっしゃったからというわけではないのですが、

相手によって態度をコロコロ変えるのは、かなりみっともないものね。

相手への気遣いから変えるのでなく、相手を軽く見たり下に見たりして態度を変える、というのはね。

みっともないだけで済めばよいけど、こういう人はいつか必ず足元をすくわれてるし。

ということは、国の代表がそれをやっちゃうと、国自体が足をすくわれるということに。




平成10年に国際児童図書評議会(IBBY)から依頼された、読書についての基調講演では、


  「悲しみの多いこの世を子どもが生き続けるためには、

   悲しみに耐える心が養われるとともに、喜びを敏感に感じ取る心、

   又、喜びに向かって伸びようとする心が養われることが大切だと思います。


   読書は、人生のすべてが決して単純でないことを教えてくれました。

   私たちは、複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。

   人と人との関係においても、国と国との関係においても。」




下々の者にはわからない、最大級の複雑さの中で生きてこられたのでしょうね。

もし自分がそんな立場に置かれたら(仮定にしても失礼にもほどがあるが)、

若くて経験がない頃はまず心労で病む、病んだのを言い訳に放棄する、

慣れてきたらいいかげんになる、ワガママになる、高慢になる、

年取ったらあとはもうほっぱらかす、と、その情けない凡人っぷりが目に見えるようです。




が、美智子さまはその複雑さの中でも、

本当に強い意志と高い精神性をお持ち続けられている。もう80歳なのに!




大学生の頃、学生自治会長をなさっていた美智子さまのことを、お友達が

「人の上に立たされた者は 謙虚に人に仕えねばならぬことを、

しっかりとわきまえ実行された方だった」

と評されているのですが、お若くてもノブレス・オブリージュの体現者でいらしたのね。

というか、こういう評ができちゃうお友達もすごいけど。

その姿勢が80歳の今日までずっと変わらずにいらっしゃるというのがもう。




私は特に皇室信奉者ではありませんが、

日本神道の最高位の継承者、日本文化の最大の擁護者として、

皇室は続いていってほしいと思っています。




不敬な言い方ですが、それは、

歌舞伎や大相撲がこれからもずっと続いてほしい、富士山もちゃんとそこにあってほしい、

と思うのと、同じ感覚です。




美智子さまがステキすぎるので、次世代を担うはずの東宮はただでさえ比べられて大変なのに、

比べなくてもいろいろ大変なようで、ほんと大変。

おひとりずつでもご家族揃ってのおでましでも、

敬意よりもいたたまれなさばかりを感じてしまいますことよ。




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