2004年11月17日(水) |
can a duck swim? |
『そんなことは当たり前だろ』 その一言が あたしの心に凄く響いた そんなこともわからないのかと呆れられたかもしれないと 少し沈んでしまったけど 聞きたいことをきちんと伝えられたかわからないけど だけど分かったことがある その言葉で その時は沈んだけど しかしあたしには その言葉は 何よりも 何ものにも変えられない 救いの言葉だった
あたしは自分自身の存在を否定し続けてきたし まだ全てを受け入れられてもいない 全てを受け入れるなんて出来ないかもしれない
あたしが役者になりたいと思ったのは 声すら偽って演じたいのは 自分自身を消してしまいたかったからなのかもしれない 違う自分になりたくて 現実なんて観ていたくなくて 空想の世界の中で 発散していたのかもしれない
知らないうちに 声を別人かのように変えてしまうくらい あたしは自分を隠していたんだ 人と話すとき 勝手に変わってしまうと思っていた声は 違う自分になろうと演じていたんだ 自分自身の声すら 否定し続けていたんだ
今のあたしは 自分を観てもらいたくて あたしと言う人間を観てもらいたくて生きている あたしの生き様を観てもらいたくて演じている
『当たり前な事なんだ』と言ってくれた でもあたしはそんなこともわかってなかった わかったつもりでいた
でもそう言ってくれたことで あたしは何か許された気がした 自分をもっと出して良いんだって 言ってもらえた気がした
それが当たり前なんだよって
あたしにとっては当たり前じゃなかったから そう簡単に 今出来ることじゃなかったから
でも 当たり前なんだって言ってくれたことで
否定していることに気付いて悲しかったけど
当たり前なんだって思えて
とてもとても 嬉しかった!
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