別に落ち込んでいるつもりは無かった 久々に仲間と集まって おなかが痛くなって顔が引きつってしまうほど笑い転げて オールでカラオケに行って そのまま泊まっても良いと思った 泊まりたかったのかもしれない
でも 一人にもなりたかったのかもしれない
悶々と何かを 考えるつもりもなかった 幸せだとも思ったし 楽しかった余韻は 家に帰ってきても まだ残っていた
でも 眠れなかった 疲れていたのに
やんなきゃいけないことがあって この所寝てなかったはずなのに オールで騒ぎまくっていたはずなのに
薬なんて無くても寝れるもの そんな物に頼りたくなんて無い
そう思うけど やっぱり眠れない
仕方なく 薬を飲んだ 落ち着いて布団に入ったら急に泣けてきた 悔しくて 悔しくて 信じようとして 信じられなくて
無いモノを幾らねだったって 子どもの頃のように 誰も与えてはくれない 愛情は求めるものなんかじゃない 与えた分だけ 返って来ると 何度も何度も 言い返した
私が強くなればいい 見えないモノも信じられるように 信じ続けていられるように
偽りの強さばかりが目に付いて 本当の強さは 未だに分からずにいるの 泣いても 泣いても 手に入るわけじゃない
でも 今は泣かせて 今 この時だけ 泣かせてください 次に会う時に 少しでも強くなれるように もっと信じていられるように
あまりに眩しかった そう 眩しかったんだ あたしはこんなにも汚れているから 悲劇の女の子にはなれても 囚われのお姫様にはなれないだろうから
でも そんなのホントは望んでなかった あたしがなりたいのは磨かれたガラスケースの中の お姫様のお人形さんなんかじゃない
汚れていても 傷ついていても 立ち向かっていける人だったんだ
王者と愚者が手を組んだ時 きっとなんだって出来るはず
迷う時 悩む時 何も見えなくなる時もあるけど あたしの中の二つの意識がいつか一つになれた時
あたしはきっと
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