擬似的な体験で きっと わかっていながらも目を逸らしてきた現実を 無理やりにでも見せ付けられたようで やってやろうとする思いと 出来るのかと言う不安とが 交錯して 絡み付いて 私の中で大きくなる
簡単なことすら理解できないほど 精神的に余裕が無い私は 好きなものだけを 見続けていた
また同じような毎日が来ると 勘違いして明日を迎える 同じ明日なんて もう二度と やってこないとわかっているのに
わかっているのに 何かを 自分を過信して なるようになれと そう思っていた なんとかなると 何度も言い聞かせ なるようにしかならないのだと そう呟いた
未来が見えないから不安になるの?
安定してないからこんなにももどかしいの?
今が悪いわけじゃないのに 今にもきっと意味は在るのに どうして今を 終わらせようとしてしまうの?
あぁ 未来だけじゃなかったね 過去も 垣間見えてしまった 求めていたものはこんなものじゃなかったと あの時に欲していたものはこんなものではなかったと
そう 見えないから不安なの
未来も 過去も 今も 何もかも 自分の気持ちさえも見失っている
そんな今だから
今だから やらなきゃいけないこと あるよね?
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