自立していくことを望みながら この人だけを信じていればいいと 縋りつく対象を何処かで求めてた
あぁ 此処に居場所を見つけられたと安心したのも束の間 あたしは すぐにその場所を旅立つ
結局此処にあたしの求めていたものは無かったのだと 批判して 反発して 新しい場所を求める
折角見つけた 新しい場所は 遠くて 高くて 気高くて とても儚い
その場所は受け入れてくれるのに 甘えさせてはくれなかった その手を差し伸べてくれるのに 抱きしめてはくれなかった
だからこそ きっと気づくことが出来た 大切な人を 失ってしまう前に 何もかもが 壊れてしまうその前に
あたしの居場所は ここに在るのだと そう 気づくことが出来た
本当は 最初からわかっていたのかもしれないけれど 心は 自分の内から満たすものだと あたしの居場所は 自分の中以外何処にも無いのだと
自立を望んでいながらあたしは ずっとずっと依存し続けていたのだと
最愛の人にすら 家族にすら 依存しているのは 私の方だったのだ
だから あたしは
そしてそれを知りながらも あたしのことを 愛していてくれた最愛の人々に
あたしは これからの全てを懸けて
愛することを 誓います
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