2006年03月02日(木) |
ドッキン・オンザ・ドア |
全くもって、何から手を付けていいか、解らん。
状況はこうだ。
まず、最下層である部屋の廊下に、ポロポロになったウンコが落ちている。
で、排泄後、ヤツが暴れたらしく、ポロポロのが、ソボロ状に展開されている。
暴れたついでに、トイレシートがクシャクシャに広がっているが、用を足すにはあまりに無謀なクシャり具合だ。
それだけでブチ切れもんなのだが、事もあろうに、ソレらの上に、犬用にしている毛布が乗っかっている。
んで、その毛布に頭だけ突っ込んで、僕の激怒をやり過ごそうと隠れたフリをするヤツがいる。
ウチの犬は、綺麗好きだ。
トイレシートが少しでも汚れていたら、毎日磨いている床に、シッコをしやがる。
そのくせ集中力が足りないのか、何かに夢中になると平気でウンコの上で寝てたりするから曲者だ。
またフロに入れなければ。
ウチの犬はオフロが大好きだ。
「ちゃいちゃい行くか?」
と言うと、
自分から風呂場へ入っていく。
そのくせシャワーを顔に掛けたら、死ぬ程暴れる。
オヤツは僕の指ごと食べる。
毎週日曜日深夜、スタジオへ行く時だけ、物凄く泣く。
そんな彼女はもうすぐ四歳。
生後一ヶ月で、ウチにやって来た。
名前はナナすけ。
オンナノコだ。
生まれてすぐ、里親がいなくて毎日、いろんなトコロに引き取られてはヨソに出され、いっぱい源氏名をつけられていた。
名無しだったから、ナナ。
安直な名前だ。
ウチにやってきた最初の夜、僕がフロに入っている隙に、ハイチュウのアソート入りを全部つまみ食いして、ピンク色のゲロを吐いた。
次の日、僕のノリ弁当を全部つまみ食いして、ごはんですよみたいなヤツを吐いた。
“伏せ”は三日で覚えたが、“お手”は未だに嫌がる。
多分自分的に、屈辱なのだろう。
散歩中、ヨソの犬のウンコを踏んでこけたことがある。
階段は上れるが、降りれない。
散歩に行く時、階段の手前で抱っこしろと、伏せてまっている。
両手を広げると、胸の中に飛び込んで来る。
外面がとてもいい。
お医者の先生に、いつも褒められる。
チーズちくわが好きだ。
ソーセージも好きだ。
歌が好きだ。
僕が歌いだすと、布団から出てきて、じっと聞いている。
シャムシェイドが好きらしい。
そして、なぜか、僕のメイク道具や、香水が好きだ。
ウチに帰ると、ブルガリのフタがガジガジになって転がっていたりする。
…、ざけんな。
かわいいけど。
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