櫻の!日常カルテドグマ塾!!

2006年03月26日(日) 寿司・バトル!!

フランス料理が、嫌いだ。


おフランスのフルコースに大枚をはたくぐらいなら、毎日吉野家に通おうと思う。


オマールエビの冷製サラダ風南プロヴァンス仕立てバルサミコソースみたいなモンでコメの飯は食えない。


逆に、イタリア料理が、好きだ。


おフレンチ上がりの作るイタリアンではなく、田舎料理を提供してくれるイタリアンが好きだ。


イタリア料理の基本は、にんにく、タカのツメ、オリーブオイル、である。


調理法も至ってシンプルで、辺に素材をこねくり回さない。


イタリア料理は、中華料理と共通する所が多い。


基本的に安い、早い、旨いの三拍子、ほんのり香ばしいにんにくの香りが、食欲をそそるのである。


いわゆる「ガッツリ系」である。


イタリアに食い倒れに行きたい。


昔からの夢である。


しかし、その夢が叶う事はないだろう。


片道飛行機で15時間、そんな長い時間タバコを吸わずに過ごせない。


そんなオレでごめん、おれ。



…、最近、寿司に凝っている。


しかも、回転寿司の「あきんど」がツボだ。


…、まぐろ。


…、サーモン。


…、アジ。


…、ハマチ。


…、肉団子。




!?肉団子て何やッ!!



海苔を巻いた軍艦巻きの上に、肉団子が堂々と鎮座しているのだ。


んで?次は…エビフライ?


ポテトサラダ?


…、焼肉。


…、キムチ。


…、かにサラダ。



この、無法地帯とも言える廻るボーダレスなサーキットに、やるせな系の魅力を感じてやまないのだ。


しかも、悔しい事に、美味しい。


是非、全国寿司職人選手権に出場させてあげたい。


…、日々、その腕と技を磨いた板前さん達がズラリと並ぶ会場。


毎日、休む事なく弛まぬ修行を積んできた彼らは本物のオトコ達だ。


ピンと柳刃包丁の如く張りつめた空気。


冗談は通じないテンション。


戦場。と言い換えても過言ではない。




……。 「では、調理開始!!」


の合図とともに、今朝、築地で吟味してきた新鮮な最高の魚達に卓越した包丁裁きが走る!!


炊き上がったシャリは一粒一粒がピンと立ち上がり、眩いばかりのツヤと光沢を放っている。
そして、待っている。アンタ、オレを握ってくれよ…。



…と、その横で!!


エビフライが揚がる香ばしい香り!!


焼肉を炒める中華鍋の逞しい金属音!!


ぶりッ、ぶりッとマヨネーズを絞るぬるい空気。


死ぬほど場違いだ。



そんな絵を、一度見て見たいぞ、あきんど。


意外と評価高かったりしてな。


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sakura [MAIL] [HOMEPAGE]

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