ばりばりナルシストなお宅に間違い電話を架けてしまった。
電話が繋がったとたん、
グワーーーーーっツとショパンのピアノソナタが流れ、ワンフレーズくらいでSEフェードアウトと同時にGACKTさんみたいな声で、
「ただッィまルスにしてぃまス…」
大爆笑してしまった。
もちろん間違い電話なので見ず知らずのトコなんだが、メッセージに笑い声が入っていたお宅、そうあなたんトコの留守電だ。
最近バッチリ暑いのです。
夏です。
今年の夏の空の色は、今までで久しぶりにみる青の色です。
どこまでも真っ青な空に、飛行機雲が一筋。
このまま飛んで行けそうな、空に果てはなく、その果ての無さに少しばかり心細くなって立ち止まって聞こえるセミの声に無駄に汗を流しながら、ふわっと浮いた感じ。
去年の夏に感じてた時間と垂直に立つ人間関係の軋轢に、時計の針、秒針一つ刻む度にクールダウンとデッドアウトを繰り返していたむせ返る空気とは対極にあるような、感じ。
目まぐるしく目の前が早足で入れ替わりながら、今、自分が選んだ生き方に僕の僕を書き込むそんな感じ。
きっと、こんな生き方が性に合っているんだと思う。
昔知り合ったイタリア人に、イタリアンな性格だと言われた事があったが、僕はインドではないしましてやアメリカンでもない。
愛国者だが、国粋主義ではない。
タカ派の軍国主義者だがヒエラルキーには属しない。
人並みをレギュラーチューニングとするならば半音ほど下げた感じ。
今年の夏は長い夏になりそうです。
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