2006年08月03日(木) |
ラブ・アンド・ポップ |
村上龍×庵野秀明、ラブアンドポップが深夜番組でやってたので見てしまった。
原作、原題のラブアンドポップは最高にイカレ具合満開の小説だったが、庵野氏の映像センスもすばらしい。
公開された時は、僕の中で非難轟々だった故、敢えて見る事も無かったのだが、八年越しに、しかも偶然見てしまったコレは最高にイカレてて最高にエッジが立ってて、庵野ワールド、いや、氏も村上龍をリスペクトしたアーティストだけに、正確には龍ワールドと言おう。
その魅力は、決して面白くない日常を上澄みではなく、むしろ澱のように底に溜まったユラリとなびく泥の部分を、剃刀でカットしたような切り口で見せるところにある。
そんな庵野氏の新作を待ちわびている。
またエヴァでも見るか。
そして龍氏の新作、“半島をでよ”の文庫本化を待ちわびている。
久しぶりのストーリーものだけに早く読みたい。
あまりに本棚が溢れ返ってしまうので、ついにハードカバーを買い集求める事が難しくなったのだ。
今は楡 周平を読み漁っている。
なんで今まで出会わなかったのだろうと不思議で仕方ないのだが、とにかくいい。
龍作品のような文学ではないが、大衆文芸としてはよく出来ている。
さ、明日もウドン食って夏を乗り切るか。
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