声優さんと映画とアニメと
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主演はジョニー・デップ、とんでもない奥さんにペネロペ・クルス 箱にも吹き替えキャスト書いてないし、中の紙にも書いてない。 エンディングのスタッフロール最後まで送ったけど、ない? メニューから日本語で入り直してみたけど・・・出てこない? まあ、仕方ない、そんなわけで、すごいへったくそなペネロペクルスのおねえちゃんがだれだか、わからないが、彼女だけかなり浮いている。 他の男性キャスト陣は、そうそうたるもの。かなりよかった。 ジョニーデップ、表情がなんともいい。金髪のセミロングも最高に素敵。 役所は実在した麻薬王、栄華の頂点から没落までの半生を自伝風に描いていた。まだ20そこそこのチンピラの頃から、お腹が出てる老境まで、ジョニーが本人のモノローグとともに一人で演じた。が、今ひとつ演出にもセリフにも緊迫感がないのと、人間関係にリアリズムがなくて、脚本は穴だらけ。家族の愛を描きたかったのか、主人公の人生の悲哀を描きたかったのか?とにかく麻薬の悲惨さもあまり伝わらない。ジョニーのガンバリっぷりは買うが、買えるのはそれだけ。 ジョニーの声をあててるのは森川さん。 ジョニーを吹き替える森川さん観るのは、ニックオブタイム以来の2作品め。ニック〜では、若い父親を演じていて、声も頼りなさげな、すこし甘めの柔らかいトーン、それに比べると、今度のはすこし太めの声。アダムサンドラーの時と似た感じ?あれほどもっちゃりとはしゃべってないが、中年から老年に向かうにしたがって、サンドラーの雰囲気が増した。 それにしてもどうだろうか、正直言って、森川さんの演技自体は悪くないと思うが、作品でのジョニーの芝居との相性はあんまり良くない気がする。 リズムというか役の解釈というか、なんとなくずっと最後まで違和感が残った。森川さんのストレートで素直な演技をはめ込むには、ジョニーはくせ者すぎるのではないか?ジョニーの表情を観てそんな気がした。 今作は他のどの俳優をあてていた時にも感じたことのない違和感があった。 こういう印象ははじめてだ。ただ、単に感情を抑えて淡々としゃべったらフィットするというたぐいの物ではないと感じる。それぞれの役者のもつ臭いというか、本質の部分での気配が違っている気がする。異質の組みあわせ?ジョニー本人の声質も、森川さんの声は良く響く良い声すぎる。 何でもできる人ではあるが、だから何でもできるわけじゃないんだと思った。こういうのも、良い勉強になる。 今再録したら、森川さん別の演技を見せてくれるのかしら? 最近特に演技の幅が広がってる気がするので、もっと違ったお芝居をみせてくれるかもしれない。とはいえ、ユアン、キアヌやコリン、そしてジュードやヒースなど、びったり完全にシンクロする役者さんたちを何人も知っている。一人や二人合わない役者が居たって当たり前だと思う。それが個性ってもんだ。
昨日の危ないおじさま達のトークライブの記述を読んで気が着いた。 このままだと、後々読んだときに、いったい危ないおじさま達が誰だかさっぱり判らない。ここでちょっとメモしておく。堀内賢雄さんと小杉十朗太さんだ。それと勝手な個人的このみを言うと、堀内さんは長年大好きだが、最近どうも小杉さんが気になっていた。ジュッジュジュウジュウ焼きそばパンマン〜〜の歌を聴いて以来、ぞっこんな小杉さん。昨日のぼけぼけっぷりに完全ノックアウト、今のお好み度は賢雄さんより十郎太さんの方が上。 もしかして・・・お笑いコンビは、常につっこみよりぼけが好きなのか? 今頃、自分の趣味に気がついた。
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