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森川さんのお仕事の歴史をひもといてます。
今年は出演数では2000年の水準を回復、しかし主演率は2000年の50%から一気に80%越え、ジャンプで言えば最長不倒距離ってやつでしょうか? 前回も書きましたが、1998年ゴジラ、1999年にスターウォーズ1ファントムメナスを吹き替えてますが、その仕事のインパクトが2000年以降の吹き替え本数の激増と主役率のアップに大きく関わっていることはデータから明白です。 1999年が森川さんのターニングポイントであったと思われます。 あと、今年の吹き替えを振り返る(とは言っても実は私は7月からの後追いですが) 森川さんが吹き替えた役者さんを見てみよう。 ヒース・レッジャー2本、ユアン・マクレガー2本、トム・クルーズ、コーリン・ファレル2本、アダム・サンドラー2本、ブレンダンフレイザー、ジュード・ロウ、トニー・カーチス、ロバート・レッドフォード、チャン・ドンゴン、ブラッド・ピット・・・去年がキアヌイヤーだったとすると、今年はいったい2枚目総なめイヤーとでも呼ぶべきか、どうしようもないいい男の連続である。 森川さんより年下が出てきたのも特徴的かもしれない、なにしろヒースもコーリンも20歳台だ。 特筆すべき第2は、古い作品の新録でレッドフォードとトニーカーチスというスーパースターを吹き替えた作品がついにDVD作品として世に出た事だ。 これも記念すべき快挙だと思う。 野沢那智様と広川太一郎様の鉄壁の牙城に望むと望まざるとにかかわらず、穴を穿ってしまったのだ。 新旧交代といえばそれまでだが、私のような年齢になると、那智&太一郎のフィックスは永遠だっただけに感無量だ。 そして森川の演技は合格点だっただけに、老獪たちは悔しい思いをしている事と思う。 そんなわけで、追い風が確実に吹いている、だからこそ、来年以降が待ち遠しいし、恐ろしくもある。それにしても洋画主人公級声優の看板が似合う中堅声優になってしまったことは、ファン冥利に尽きる。 もちろん脇での大役として来年のユアンのSWーEP3もお待ちかねだ。
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