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2004年12月30日(木) 浪漫狩り2

浪漫狩り2を寝物語に聴いた
BLとかは原作をなかなか読む機会がなくて、ドラマCDぶっつけで聴くのがもっぱらなんだが、浪漫狩り(これBLじゃないです)は、たまたま漫画を書店でみつけて、3巻まで読んでいたので、作品の展開や脚本もどう展開されるかをわくわくしながら聴くことが出来た。そう、結構上手くまとまっている感じだ。
まず、猿渡役の松本保典さん、この人テッカマンブレードのノアルで知ったのだが、けっこう暖かみがあってクールにも熱血漢にもなる両党の美男子キャラ声の方、で原作者さんご指名というの分かる気がする。が、1作目ではなんとなくドラマの中での存在感が薄かった、脚本が弱かったのかもしれないが、他のキャストに食われてた気がするが、今作ではかなり良かった。雰囲気でていた。そして1で主人公を食った那珂川を演じる櫻井くんは、BLやマ王のときよりかなり大人びた地に近い口調で、かなり気にいっていたのだが、この2の方はなんとなく線が弱くなってしまった。これも脚本のせい?まあ、このキャラはこれでもいいんだけど・・・そして堀内賢雄さん演じる冒険家の羽佐間雄大の声、これがどうしても絵から受けるイメージとかけ離れている、私の好みでは井上和彦さんあたりにやってほしかった気がする。べつに堀内さんが悪いのではなく、声のイメージの問題だと思うのだが・・・でも今回の途中の変装なりきりエピソードはさすがの芸達者ぶりに舌を巻く。
そして、この作品で原作を超えてる怪しさを醸し出してるのが、軍部特務機関の3人組。まずピカいちは親分の(感じが変換できない名前の役)速水奨さん、セリフは少なくても圧倒的な存在感と怪しさ全開でおじさまキャラの素敵さ最高峰。次に、陰があってカミソリの様な鋭さの陰に繊細さを醸し出す森川さん演じる篠原少佐。篠原の腹心の部下の岩槻を演じる大川透さん。この3人は最初(森川さんは最初のみ)と最後(速水さんは最後のみ)にしか出てこないのだけど、ずっとその存在感をひきずってしまうほどのインパクト。
特に原作では透明感が強くて印象がつかみにくい篠原少佐の危うい雰囲気を森川さんが結構うまく表現してて舌をまく、この人は原作読み込んできてるなって思ってしまった。
そして今回の2でもっとも秀逸名演技は岩槻の大川さん、この人は出番の長さ(セリフ量)は森川さんと同じぐらい少ないが、とても存在がめだつ。良い演技だ。そして、ふとこの声、このセリフ回し、その存在感・・・思い当たる事があった。これは・・・スタートレックDS9のガラックか・・・私、はたと手を叩いた。なるほど!!
この特務機関はスタトレックコンビだったのか・・・(笑)
そんなわけで、シルバー名の船室のコラムの方に大川さんと森川さんの二人がからむスタートレックのうんちく話を書いた。(爆)


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