声優さんと映画とアニメと
もくじ一覧前の日次の日


2004年12月31日(金) 年末最後も森川さん三昧な日

昨晩はダビングやらハードディスクレコーダーの中身を整理していて午前3時までかかったが、今朝は8時に飛び起きて9時からの『スヌーピーとチャーリーブラウンーヨーロッパの旅ー』を観た。
私、むかしからピーナッツのシリーズではライナスが大好きでグッズもライナス系が多かった、単純にかわかったからだが、このTVアニメ作品では森川さんがどのキャラをアテているのか良く知らずにチャンネルを合わせたので、始まったとたん、かわいいモリモリの声が聞こえてきて、ドーンとときめいた。ちょっとぉ〜すごく可愛いじゃないか!!
普通にしゃべっているときも甘えてるときも、そして気取ってるときも、叫んでる時も、全部ライナスとして結構はまってたよ。なんと30才過ぎてもちゃんとこんな声で最後まで演じきれるのね〜きちんと隙なく崩れずずっとかわいい少年だった。それより、スタスキーだ!!下条アトムさんは昔スタスキーとハッチという大ヒット刑事ドラマでのスタスキー刑事、私、大大大大大好き。下条さんが演じてるチャーリーブラウンは、スタスキーまんまじゃないか〜〜笑った。すこしおじさん臭。このメインの男性二人を聴き比べてしまうと、森川さんの声の方が通りが良くて、セリフも切れがあった。子供声作ってるのにね・・・下条さんごめんなさい。でも、これはこれで下条さんの個性というか魅力の一つだから、ファン的にはぜんぜんかまわないんだけど、スタスキーまんまのチャーリィ・ブラウンってのは想像だにしてなかったから・・・かなりうろたえた。ずっと昔に振って別れたボーイフレンドと偶然再会してしまったような気分を味わってしまった。

さて、かわいいライナスを堪能したところで、慌ててチェンネルを変え、カトゥーンネットワークでスターウォーズクローン大戦全20話一挙放送を観た。はじめの15分がかぶっていたので、夕方6時の再放送時に見損なった15分を取り戻し観。
このオビワンは超渋くてクールでかっこいい。エピソード1でオビワンを演じた時の森川さんは、やさしぃ高めの青年声で、いかにも若造の弟子という感じを漂わせる演技だったが、エピソード2では声のトーンを少し下げてセリフも抑え気味にして、弟子を持った若いがしっかりした師匠という感じを演出、オビワンがそれなりに成長した感じをだして演じていた。
そして続編に当たるこのアニメでは、ジュダイ騎士団の中堅指導者としての落ち着きと貫禄、そして強さを声で顕していた。すんごく格好いい声。これはもう、この続編に相当するエピソード3がとても楽しみだとしか言いようが無い。写真のオビワン=ユアン・マクレガーもひげをたくわえて、威厳を出してるし、相当に抑えた厳しい感じの演技になることは間違いなし。わくわく。

午後からはS嬢からお借りしているビデオを鑑賞。

エニィギブンサンデー(TV版)>>
森川さんがアメリカンフットボールの若手黒人クォーターバックを演じている。逞しく、凛々しい臨場感ある叫びは、やっぱり森川さんが本物のフットボウル選手であったのがうなずける確たる演技がそこにあった。叫びや、かけ声の発声でのリアルさは、過去に本格的なスポーツ(とくにアメフト)をやってない人には演じきれないと思わせてしまうほどに、本物の運動選手の息づかいと気迫が込められていた。特に作戦番号を叫ぶシーン、普通の人だと声を張り上げるとうわずっちゃうのではないかと思うが、森川さんは声を張り上げて怒鳴ってるのに、それが弾丸のようにチームメイトへ飛び突き刺さる迫力だ。そうか・・・監督がオリバーストーン(プラトーンとかまじめな映画が上手い人だ)そんなわけで、スポーツに命を賭けてる人々の真剣さが、演じているすべての俳優さんや声優さんからほとばしって来る感じで、画面から目が離せなかった。それほどたいそうなストーリィじゃないが、主演のアルパチーノ=樋浦勉さんさすがの演技。スポーツ好きには観ていて興奮する映画だった。同様な題材のキアヌ・リーブスのリプレイスメントとは演出や音楽でかなり趣が違っているが(リプレイスメントの方がマイルドテイスト)試合のシーンの迫力は負けてない。この手の映画は大好きだ。そして森川さんは水を得た魚だし、こういう映画の森川さんは絶品。大好きだ。

コン・エアー(TV版)>>
森川さんがジョン・キューザック演じる飄々としていながら熱血の捜査官。
私、この映画の主役のニコラス・ケイジ(後半ざんばらお侍さんが髪になるのよ〜!耐えられない)たとえ大塚芳忠さんの良い声でも、だめだ〜ザ・ロックの頃がまだ観れたのに、60セカントも映画館で観たのに、最近急激にだめ。だめ。だめ。そんなわけで、森川さんの声がするシーンを主に鑑賞。もう、叫ばしても、何しても、ちょうど良い声の高さで痺れました。良い演技です。
ジョン・キューザックは個人的にロバートミッチャムの2代目だと思ってまして、甘い顔だち、のそっとした演技は結構、魅力的。題名忘れましたが、空港の管制官の役が最高に格好良かったのですが、このコン・エアーも良いですね〜!
そうそう、11月にこの映画のクライマックス前で飛行機が強行着陸するラスベガスで3泊してきました。この映画うそつきです。ハードロックホテルはストリップ大通りには面してません、ですからあのコースで飛んであの位置にギターの電飾はあり得ません。そのうえ飛び込んだホテルもあの位置にはないぞ・・・細かいな・・・基本的に主人公の配役以外は面白い映画でした。はぁ〜どうにもならないジレンマ。

セブン(日曜洋画劇場版)>>(お口直しの大当たり)
七つの大罪をテーマにしたサイコサスペンス。異常とも思える行動の殺人犯を追う二人の刑事、若造のプラッドピットを森川さんが好演。引退直前のベテラン刑事役モーガンフリーマンを勝部演之さんが演じている。これはまさに演技バトルである。ブラピはスリーパーズと同じ頃か?とても若々しく、今ほどアクがなくて、まるでコリンファレルかと思ってしまうほどだ。声も森川さんのコリンを観ていたせいかもしれないが・・・まあ、モーガンに食われるのはしょうがない。貫禄が違う、でもブラピは彼らしくのびのびと良く演じてると思った。これは後の活躍を暗示できる良い意味での出世作の一つであると思う。そして何より森川さんの演技だ。素晴しいの一語に尽きる。なんだろう、この嵌り具合は。ものすごいシンクロ度と言うだけでなく、改心の演技では無いだろうか?感情の込め方も抑え方も抜群の呼吸。奥さんへの愛を語るセリフの甘さや、犯人に毒づくときの青さ、そして一生懸命さ、吸う息も吐く息もそして表情も間合いも、最高の出来だと思う。脚本が演技に良くフィットしていたのかもしれない。2001年にこんな演技が出来る人だったのだから、やっぱりただ者ではあり得ない外画吹き替え界の若造だと思う。この演技の延長上の、ブラピをもっと観てみたい。実はブラピではメキシカンも良かったと前に書いた。体格(骨格)が似てる事、役者として若いうちから演技派、しかも歯が浮くほどの2枚目担当、しかも芸は奥が深く幅もある、狂っても、猛っても、切れても良し、毒づいても、気取っても、愛を囁いても良しと、七変化の演技ができるという意味で、この二人は非常に共通点が多い、シンクロすると恐ろしく嵌る二人なのだと思う。森川こそブラピのフックスにすべきではないだろうか。完全な私感であるが。堀内さんは他にもいっぱいあるんで、そろそろ完全に譲ってください。(でもオーシャンズのシリーズはずっと堀内さんで固定になっていますね)。それと特筆すべきは田中秀幸さんが犯人役を怪演技、役者さんケイバックスとかでも不思議な人を演じてる役者さんだが、頭脳明晰ながら精神が逝ってる人を、ものすごくシンクロして演じる田中さんに、最後は圧倒された。3人バトルはおじさま達に軍配を上げざるを得ない。

昨日の台所掃除での油落としで腕がだるい上に、今日はTVぶっ続け鑑賞ですごく疲れましたが、森川さん飽きるどころかますます惚れました〜!!
おまえら25のチケットが来ました。夜の部一桁台です、感謝感激。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

web拍手↑