CHANの日記

2004年10月25日(月) 一番真剣な顔は・・

この日もずっと避難所に居ました。

対策本部の人達もようやく『避難所からボアランティアを募る』という方法を取る事になったようです。
そりゃそうですよね。効率考えたら。
ある意味『三食昼寝付き、おまけで余震付き(T.T)』
とりあえず朝食で運搬のボランティアを。
バケツリレーの要領で味噌汁をパンの入れ物の中にいれて運搬。

生まれて初めてボランティアという物をしました(^^ゞ。
さすがにいい大人がただ飯くってるのも何かと・・・
どうも同じ思いの方が多いらしくかなりの人数が集まりました。
一番驚いたのは高校生くらいの人が参加した事。

見た目にはとてもそんな事をしそうにないような。。
見かけで判断しちゃダメって事ですね\(__ )。

さすがに人数が集まれば早い!今まで何十分も待たされた食事があっという間に運搬されました\(^O^)/ヤッター。

この方法の法が効率が良いと分かったのか、夕食でもおにぎりを握る人を
募集。
ママがボランティアに行きました。
むろん、弁当を作っているような主婦の方々。それも避難所にたくさん居ます。おにぎり数百個30分たらずで完成!
そりゃ職員さん数人がするより早いですよ。奥様方ですもん。。。
おにぎりを握っていた時、ママの居たチームが異様に早かったそうです。
このメンバーで弁当屋でもする?』なんて話をしてたそうで

はじめからこうすれば良かったんですが、さすがに本部の人も試行錯誤(^^ゞ。
避難所では『指示に従ってください!』的でも味噌汁の運搬の後で
『これでよさそうですか?どんな感じです??』と聞かれました。

誰だって始めての経験ですもんね。この平和な田舎町では・・
この日以降トイレ・食事・物資の積み替えにボランティアが募られました。

この日くらいから3食食べれるようになりました。

さて、この辺りです。報道の方がたくさんくるようになったのは。
インタビューを一生懸命されてました。
とても真剣な表情で・・・・

でも、避難所を見る限り、一番真剣な顔をしていたのはたぶん
インタビューをしているお姉さん。
『なんかあったんですか?』

結局数分居ただけ。すぐに撤収です。
おいらのイメージですが、
『被災地というステージに上がってコメントした』という感じでした。
いつもテレビで見ていた光景の裏側を見た気分でした。
きっと『来る事に意義がある』のでしょう。

この日NTTから公衆電話到着!助かった(^^ゞ。
公衆電話といっても充電器に繋がれた多数の携帯電話。
充電サービスもあり、でも十分でした。ただ・・避難所からはきっとつながりにくかったでしょう。
結局避難所にいると自分からはかけられません、通話できないんです。
他からかかってきたのは入るんですが。

もし被災されたら、他の場所からかけてあげないと安否は確認できませんね。コンサート会場とかと同じで。

この日、暖かい味噌汁がとてもうまかった。
そして、避難所の人数も増え、半畳くらいになんとか体を曲げながら眠りこの日は終わりました。









 < 過去  INDEX  未来 >


CHAN

My追加