CHANの日記

2004年10月26日(火) 引越し

この日まで大きな避難所に居たのですが、子供達が騒ぐのがどうも・・(T.T)。

まるで人を詰め込んだようなところにようやく2歳になったユウ。
よその人の所に行っては遊んでくる。みんな疲れてるのに・・
そんなユウを元の場所に引き止めておくのが一番キツかった。

周りの人は『いいんだよぉ〜』とは言ってくれますが、
みんながみんな快く面倒を見てくれる訳では無く、迷惑そうな人も居ます。
身近に子供が居ない人は特にそう。
これはごく普通の事ですよね。子供が嫌いだから作らない夫婦だっている訳だし・・・

という事で昼間は車が置いてある幼稚園で遊び、夜は避難所で寝るという生活でした(^_^;)。

ところが、車を止めている幼稚園でも教室を避難所として開放してくれるとの事。
幸い子供もたくさんいる。
すぐに荷物をまとめ引越し^^。

『別にいいのにぃ。』と言ってくれる人もいたのですが・・
やっぱり親が一番キツイんですよね。気づかれして(T.T)。

『後から来る人がいるかも知れないから、そうしたら相部屋でお願いしますね。』といわれましたが、とにかく同じ環境の人達といた方がずいぶん気持ちが楽でした。
ママと『優しい人達が来るといいね』とか『同じくらいの子が来るといいね』などといいながら。
むろん『変な人はイヤ』などなどと・・

幼稚園の教室です。我が家を入れてもせいぜい二家族が精一杯の部屋でした。
ちっちゃな椅子や、すごく低い手洗い、黒板。ちょっと変な感じでしたけどね。(^_^;)

さて、この日。ちょっと離れた所に住んでいる親戚の方が来て
『お、今日からワンルーム?』などど(^^ゞ。
この方は市内に住んでいる義姉の旦那さんでした。


それからガソリンが無くなりかけてたんで
長岡(隣市)までガソリンを入れに行きました。
市内のいたるところで陥没。マンホールは飛び出ていて・・・
動いている信号機なんてありゃしない。
電柱はまっすぐ立っているヤツが無い。全て斜めになってる。

まるで別世界。

そんな感じで車を走らせていると・・おや?
市内から15キロくらいでしょうか。長岡が近くなると自販機の電気が付いてる。
そんでもってコンビニも・・道路もたいして被害は無い。
直下型だったせいでしょうか、被害はほとんどないようでした。

会社に所要で寄ったときに聞いた話ですが、長岡の方で『グラスが割れただけ』とか『テレビが落ちただけ』という程度だった方がかなりいました。

家屋と場所によるのでしょうがかなり偏った被害だったようです。
ライフラインも全て停止していない人もいました。

さて、ガソリンを入れていったん家に・・先日毛布を持ち出した時にちょっと見たけど。ひどい(T.T)
ホントに家の中がシェイク・・台所も食器が割れ放題。

しかも・・毛布を持ち出した時には何もなかった道路ですが、この時かえると家の前のマンホールの脇が陥没(深さ50CMくらい)
余震でどんどん穴が開いてしまったようです。
他の道路も余震でどんどん陥没してました。


さて、余震も怖いがいつまでもそのままにしておいても片付くはずもなく
自分達でなんとかするしかない。
たんすを起こし、必要な物(着替えとか)を持ち出しながらちょっとだけ
片付けました。

うーん・・どのくらいかかるんだろう(T.T)。先が見えん。


この日町内の若いのにあったら『あっちは毎日宴会。○○さんは商売やめようかな(~_~)なんていいながらやけ酒のんでる』なんて・・
家に赤紙貼られて入れない人もいるし・・』と言われました。


さて、この紙。『応急危険度判定』という物だそうです。
外観を見て余震等で物の落下や倒壊の可能性を見て回りの人に
建物の危険度を分かりやすくする為に貼られているとの事

赤色:危険・倒壊の可能性有り。立ち入り禁止
黄色:要注意・基礎、壁等に破損有り。立ち入りの再は十分に注意する事
緑色:調査住み・通常どうり使用可能

あくまでも外観調査だけで、破損状況の調査等ではなく危険度の判定です。
と・・


この日の夜・・ママとこの紙の話をしていましたが、倒壊していなかったのが不思議なくらいの我が家・・赤か黄だね。と話ながらこの日は寝ました。

でも・・やっぱり一部屋はゆっくり寝れる。
『ずいぶん幸せな非難生活なんだろうな』と思いました。

明日から片付けないと。

















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