針の穴に通された光
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2006年02月23日(木) talk to talk

私はどちらかといえば、人と話すのが苦手である。
じゃあ、なるべく人と話さないようにしているのか、というと
ノーである。
本当は人と話したくてしょうがなくて、だけどそこに
苦手意識を持った人間であり、つまり意識とは逆の行動
を取っていることがしばしばあるのである。

果たしてこんな話をすると、大抵の人が興味を持つ内容であるらしく、
みなでああだこうだ話すうちに、つい自分を打ち明けてしまって、
しばしば意外な一面を見出すことがある。

そういう話は嫌いではない。
上下関係も無く、男女間も無く、ただただ一人の人間として
の自分がそこにあるからである。
自分が剥き出しになるかわりに相手も同じ立場となる。
相手を知るときは案外そんなときかもしれない。

結局のところ、会話が無ければ親しくもならなければ嫌いにもなれなくて、
最初から好きな相手、嫌いな相手なんかいるわけがない。

なぜこんな話をするかというと。
話さないままに嫌われているのはなんか悔しいと思うだけである。
もちろん、相手が同性、異性に関わらず、である。


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