ゲンゾー日記
2005年03月01日(火)  タネツケバナ 

ボクが住んでいた山のお隣さんの田んぼには、今、この白い
小さな花がたくさん咲いている。
これは「タネツケバナ」という花だとアキコが言っていた。

どうしてタネツケバナなのかと言うと、田んぼに植える稲の
種モミを水につけて苗を作る時期に咲く花だからなのだそう
である。
昔のお百姓さんたちは、この花が咲くのを見て「そろそろ種
モミを水につけて苗を作らなくちゃね」と考えていたのだろ
うか。

この花はとにかく棚田いっぱいに咲いて、白いカーペットを
作っている。
種モミを水につけて苗を作る時期に咲くのだから、田んぼを
占領していても安心という訳である。
ボクは緑の稲も好きだが、このままタネツケバナの白いカー
ペットを見ていたい気がする。


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