気持ちメモ
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先週末に相棒のところへ行った時に、何の話題からそんなことになったのかわからないけど、相棒は3月で仕事をやめると、4月からは私の住むこの街にやってくるなんてことを言い出した。相棒は私に関しては理想を求めている女だと思っているので(まぁ、そう言われればそうかもしれないけど)安定した収入を得られない僕がいやなら別れてもいいよとまで言い始めた。この発言にも私はかなりびっくりしたんだけど、こっちに来るとかいうことは別として、この3月いっぱいで今の仕事をやめるということにつていはあまりにも急だし、そういう大事なことを相談も無しに勝手に決めるなら一緒になんてやって行けないやと思ったので、じゃ、別れましょうということになった。別れることを承諾した時には、収入がないから嫌なんじゃなくて、そういうことを独りで決断することが嫌なんだってことは伝えてないから、相棒は私が理想を追い求める女だという思いをさらに強くしたのかもしれない。
それからしばらくした後にもまたまたこの話題に話が戻っていろいろ話をした。もしも仕事を変えるとしたら年齢的にも今がリミットじゃないかと思うこと、さっきは別れていいよと言ったけどやっぱり傍で支えて欲しいということ、もしもこっちにやってきたとしてもちゃんと生活の基盤を作れなかったら、その時は本当に別れてもいいということを言われた。ちなみにその基盤を作るタイムリミットは夏。私の誕生日ということになった。
このことに関してはあまりにも急ということで、私もなんといっていいかわからないと言うのが本音だ。そもそも結婚!結婚!と騒いでいた私もどこで生活するかということにはかなり迷いを感じているからだ。
始めに相棒が結婚を口にし出したときに私が真っ先に言ったのは「この街を離れたくない」ということだった。私のおばあちゃんは数年前に太もも部分の骨折のため入院、寝たきりの状態になってしまったと同時に一気に痴呆が進行してしまって今では老人ホームのお世話になっている。おばあちゃんが老人ホームに入居して以来、お母さんは週に何回かおばあちゃんのところに行き汚れた服や下着を洗濯している。もちろんホームでは有料で洗濯してくれるけど、そういうのに頼ってしまうとおばあちゃんの様子を見に行こうと思ってもついつい行かなくなってしまって、言葉が悪いけど「入れっぱなし」になってしまうことが怖いらしい。お正月とお盆にはこの家に戻ってくるんだけど、その時は私とお母さんがつきっきりで介護というかお世話したりしている。そんなおばあちゃんとお母さんの様子をみていると、いずれは私とお母さんがその立場になるかもしれないということがどうしても頭から離れなくなる。しかも私の妹は既に結婚して関東にいることを考えると、いずれは親の面倒をみるのは私だなという風にこの頃では考えるようになっているのだ。昔は親も大事だけど、私の人生なんだからそんなのは関係なく自分の思うように好きなように生きるなんて思っていたけど、そうもいかないこともあるなぁと思ったりして。これは親から束縛されているって言う意味ではなく、自分の意思で親の面倒を見ると言う意味でね。近くにいることだけが全てだとは思わないけど、それに越したことはないと思ってるし。
説明が長くなったけど、そんなことを私が考えていると言うこと、相棒もこの街が気に入っているなどと言うことから、相棒はこっちにやってこようと考えたらしい。以前に仕事はいくらでもかわりを見つけられるけど、好きな人のかわりは見つからないと言ってたのを思い出した。私がここから出たくないと言うのなら、じゃ僕が行くしかないなと思ったんだろうな。
そういう風に考えてくれるってことを思えば、相棒が私を大事に思っていてくれてるんだなと感じて嬉しい。でも、無職の状態で来られるとなると、それは話が別ってなわけで私も困る。しかも今の相棒は公務員だし、そういう仕事をやめるっていうのもね・・・。当然今よりも低い待遇の職場になるかもしれないし、それより何より私たちが上手くいかなくて別れたらどうするんだろう?って考えると、私が相棒の人生を狂わせているかもしれないとも思ったりするのだ。
それともうひとつ。私の中でもいちおうこれから計画と言うか思い描くようなものがあったりした。これは現実を考えるとものすごく自分勝手なことなんだけど。それは、私が関西が好きだということ。あ、こういう説明はおかしいな。私は昔から関西に対しての憧れがあって、いずれは住んでみたいなぁとずっと思っていたのだ。で、相棒のところに行ってあちこちに連れて行ってもらうたびに、こういうところにしょっちゅう来れたらいいよなぁと思ってたのだ。だから、もしも相棒と一緒になったらこっちに住めるかもしれないというのも楽しみの一つになっていた。もちろんそれはずっと死ぬまでそこに住み続けるってことではなかったりする。親がまだ元気であるだろう何年かは関西で生活して、いずれはこっちに戻ってくるというのが私の理想だったのだ。本当に勝手な考えだけど。
そういう「この街から離れたくない」っていうのと「関西に住んでみたい」という矛盾した二つの思いを持っていて、しかもその決断がまだできていないんだな。相棒がこっちに来てくれたら私の片方の思いが叶えられて嬉しいけど、もう一つの思いに対してかなり未練があるのも事実。これは私の自分勝手な希望というか我侭なことだから別にいいといったらいいんだけど、それよりなによりそれが相棒の人生を狂わせることになるかもしれないという恐怖というか心配が頭から離れない。で、私はどうしたらいいのかわからないのだ。
とりあえず、3月で仕事をやめることは反対してるんだけど。もしかしてもう辞表を提出してるのかなぁ。いったいどうなるんだろう・・・。
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