ことばとこたまてばこ
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2004年11月25日(木) 横溢の歌

月夜に満ちる匂い。

それは歌。



お前は歌の匂いがする、と断言した。
歌には匂いがあるのだ、と断言した。


それを聞いた僕は嬉しかったんだ。
ついに歌を知ることができるのだねって。


幾星霜の晩が訪れて。
まだ僕はここで歌を嗅ごうとたたずんでいる。

ひとつ、夜の匂いだけは知った。


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