ことばとこたまてばこ
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駄犬、糞座りをして肛門震わせながら脱糞。 眉毛を下げてああなんたる気持ちよさよ。 風がふいて駄犬の姿を覆い隠す草木が揺れる。
飼い主、ビニール袋を手に薄ぼんやりと駄犬の尻を見物。 眉毛を上げてなんたる白くて巨大な糞なことよと驚愕。 風がふいて飼い主の姿すらも覆い隠す草木が揺れる。
数万本の草木、駄犬と飼い主の姿を覆い隠すのにも疲れてちと消滅しよか、と想定。 すると草木も駄犬も飼い主も忽然と消えた。 ぽっかりと小さな、地肌の覗いた丸い円だけが残る。 風がふいて草木の居た場所、駄犬の歩いた場所、飼い主の生きた場所、全てを揺らす。
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