猫が牙を立てていびつな形の黄色いこんぺいとうをかじりたもう。たわわな胸がはだけるたびに、青春は爆発、銭はこぼれた。御地蔵尊赤く、空は蒼穹に成りすませて。猫が瞬時見せるえくぼを見るたびに願わずにいられず。死にたえるクラゲは海で波にさらわれながら現世を漂う。猫、全身をあらんかぎりに伸ばしつつ陽光を背に携えて地上から跳ねた。