ことばとこたまてばこ
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阿呆な音無し子と馬鹿な物見ぬ子、 たっはは、こいつらまったく相反しちゆるからこそ こりゃアきっといいコンビになるにちげえねぇぜ
おうおう、そこそこ、おめえだよ、おめえ 分かりきってんじゃろうが、五体満足のおめえさんさァ 聖人君子の面してあいつらをにこやかに眺めとるままだと 知らぬうち、ねじりんぼうにぎりぎりねじきられちまうぜ
うっくっく、海が苦しんで木がわめくるぜン
あのふたり、 見えねえのに見えたって言い張りやがって それも浄土まで見据えてるかのように言うもんだから困るナ 聞けねえのに聞いたって言い張りやがって それも豊穣な音楽を知っているかのように言うもんだから困るナ
判別しようがねえじゃんか五体満足のおいちゃんにゃなア
まったく たっはあっはっは おいちゃんけつをまくるしかねぇぜこうなったら
もう
ふたりよ、ふたり、おめえらの命が尽き果てるまで 見えぬのに見えるものを血の涙を吹き出すまで! 聴こえぬのに聴けるものを耳から血を流すまで!
言い張りきりやがれ!
言い切りやがれちまえ!
言い続けェ!
おいちゃんだけはおめえらから逃げずに 待つぜ!
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