ことばとこたまてばこ
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2007年03月04日(日) |
冒涜の歌を陽気に歌った |
雪の中を走った 走った 足跡が残った 残ったよ 疲れて壁にもたれかかった 雪は止むことなくて白まみれの老人 おんぼろ靴に冷たい雪が染み込んだ 急に古い友人の名前と顔を思い出した よろめきながら友人の家を探し当てた すまない こんな汚い格好で 元気だったか ああ あれは今生の別れではなかったな 椅子があった 暖炉があった 座った 暖まった 眠った 骨が砕けるほどに眠った ドアがひめやかに閉まった 閉まった ろうそくの火がすきま風に消された 安かった 安かったね 一握りの砂よりも安かった 夢の中で陽気な歌を歌った 天使と悪魔と神々を拳で思いきりぶん殴る歌を歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った 歌った
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