あの威厳に満ちし手で少年は頬をなでられるそして風の音がひびいたどうごうどうごうどごうごうごう黄金色の砂塵が凄まじく吹いたあたりはまるで黄金色の闇と化した少年はその中にただ立ちつくすのみだったそのとき ふと 黄金色の闇の先に雄々しく跳ねる馬の姿をきれぎれ に 見た