ことばとこたまてばこ
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2007年03月02日(金) 音無し子の抱く性的幻想

音よ、おめえが何度おれの手をすり抜け
飛び去ろうとおれは決して諦めぬよ

おれが産まれ落ちたときから
いやもっと前からあったと聞いている
おれが母の胎内にいたときから
いやもっと前からあったと聞いている
おれが父母の微小な一部だったときから
いやいやもっともっと前前前前だと聞いている
おれが恐竜の徘徊する森の中でそびえ立つ樹だったときから
もっと!もっと!もっともっともっともっと前だと!
おれが何者ですらない意識の塊だったときから
音よ、おめえは在ったと聞くよ

いつかの日
未だ知らぬ存ぜぬ姿の音という名のおめえを抱きしめ
おめえと互いの秘所をいぢくりあってまぐわりあいたいー・・・



おお それはいったいどれほど
エクスタシーの極みにある音楽なのだろうか



音よ、おめえが何度おれの手をすり抜け
飛び去ろうとおれは決して諦めぬよ
音よ、おめえが何度おれの手をすり抜け
飛び去ろうとおれは決して諦めぬよ

おれはおめえと共に快楽の絶頂を味わいてえのさ


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