初日 最新 目次 MAIL


カミチィのバス乗務日記
カミチィ
MAIL

My追加

2006年08月04日(金)
まどか1番(本日も愚痴らせていただきます^^;)

・・・・・・・・・・
出勤:05:21
退勤:14:40
・・・・・・・・・・



昨日の南ヶ丘線4番でヘロヘロ脱水状態に陥った翌日の今日はまどか1番。
Aダイヤというやつで早上がりの乗番です。

朝5時24分出勤時間。
ということは5時には出社。
ということは4時には起床。
けど二度寝して4時半に起床^^;

目が覚めるとまだ頭痛がしてます。
なんだか二日酔いのような感じです。
(もっとも二日酔いになったことはないのですが^^;)

で、頭痛をこらえて自分を励ましながら頑張りました。
(今日はお昼の2時過ぎにはお仕事終わるんだからガンバレ〜ぇ!って。)

乙金(おとがな)ルートの1本目。
朝ラッシュもそれほど渋滞はなく
5分遅れぐらいでしたからまぁ上出来でした。

乙金ルートの2本目。
誰も乗って来ないと思った始発の大野城サティからナゼか長蛇の列\(~o~)/
なんと20人ほど乗車。
「あれぇ〜?こんなにお客さん多いの初めてだい\(~o~)/」
てっきりお客さんいないと思ったので発車時刻ギリギリにサティのバス停につけたら
乗車だけで1分ほどかかり、発車してすぐ先の信号機で2分ハマり、
すぐ3分遅れになりました。
カミチィ失敗こきました、あいた・・(>_<)

乙金ルートは落合橋(おちあいばし)というバス停で
大城(おおき)ルートの西鉄白木原駅・JR大野城駅方面と接続します。
しかしこの乗換時分が4分しかとってなくて、
もしこちら乙金ルートが5分遅れて仮に大城ルートが定時なら、
乗換は不能になってしまいます。
(次の便までは20〜30分待たなくてはいけません)
なので、発車すぐの3分遅れは結構いやものすごいプレッシャーです。
この乗換が結構利用客多いんです!
だからドキドキ〜(^_^;)
とりあえず4分遅れまでは許されますが・・・\(~o~)/

と、いっても実際は大城ルートも遅れる時はかなり遅れますが、
それが運転中はわかりませんのでイチオウ最悪の状態を考えながら
(大城ルートは定時かも!って考えながら)運転します。

大野城サティから乗ってきたお客さんの降車扱いと、
大野城サティまでご乗車のお客さんの乗車扱いで、
カミチィまどか号はほぼ各駅(各バス停)停車状態。

結局、いつもの変電所ってトコロの渋滞も加わり
その時点ですでにOUT!

落合橋には8分遅れで到着(~_~)
ところが降りるお客さんいなかったのでカミチィ救われました。
ほへぇ〜あぶニャいあぶニャい^^;
しかし終点大野城サティにも10分遅れで到着でした。

けどしょうがないか!
スキで遅れたわけじゃないし、
ちゃんと遅れのお詫びもアナウンスしたし。。
と、いうことでお客さんは普段と同じ状況って感じで降りていかれました。

正直、まどか号の通勤時間の客層はすごくいいです。
みんな紳士的で挨拶もしてくれるヒト多いし、
でもそれを言うならやよいはもっと素晴らしすぎです。

もともとバス路線がなかったところにバスが走るようになったので、
バスが走ってくれるだけで嬉しい!ってみんな言ってくれます(ToT)

まどか号のルートは以前西鉄バスが走っていて廃止になったらしくて、
(カミチィ詳しいことは解らないので下手に書けませんが^^;)
けっこう不便を感じているヒトも多いと思います。
が、が、それでもみなさん毎日利用して頂きます。
お客さんの顔も大体見たことがあるような方ばかりです。

そうそう、そういえばアノお姉さん。
最近見ないけど元気かな?
そんな感じでまどかちゃんのお客さんもいいヒトばかりです。

ところで一方の仲畑ルートは朝一ガラガラ道路。
ラッシュ時も唯一渋滞する信号機もさほど渋滞はなく、
朝もメインイベント(通勤ラッシュ)はまぁ無事に終わりました。
ところでどうでもいいことですが、
仲畑ルートで舘ひろし似の正直男惚れするすっげぇ渋いヒトが(多分)毎日乗ってきます。
奥さんは幸せだnya^^;

ところで今日は乙金ルート大繁盛でした。
こんな暑いのにじいたん・ばあたんのお出かけが多かった・・。。
それに夏休みということもあってか
ちびっ子をお連れのヤンママがたくさん乗車。

乙金ルートは狭い道やアップダウンや凸凹道がたくさんあります。
なので今日は運転に特に注意を払いました。

昼間は落合橋での乗継よりも安全を重視し、
スターフの時間は二の次にしなくてはいけません。
それぐらいヨボヨボのヒト(失礼!)ばかりなのです。
尻餅でもつかれた日にはソク骨折でしょう。
なので急ブレーキも踏めないし、スピードも出せません。
だから乗継のことは無視せざるをえません。

もし、尻餅や転倒でもされて怪我をされると
バスの運行は中止。
代わりの運転士を助役は急いで探さなくてはいけない。
代車も用意しなくちゃいけない。
怪我した人は病院行き。
警察が来て現場検証。
カミチィの免許証には傷が・・。。(__;)
給与賞与査定にひっかかる(減給?)
仕事終わってから事故報告書。
口述書アンド反省文(これは書きたくない^^;)。

道路交通法上、交通事故と全く同じ扱いが適用され非常に厄介です。

ある意味運転士が1番恐れるのはこの車内事故です。
他車との接触事故ならまだ諦めが付きますが、
この車内事故は諦めが付きません。

なので普段から
「バスが停まってからお席をお立ちください!」とか、
「急ブレーキを使うことがるのでご注意ください!」とか、
「進行中の座席の移動はご遠慮ください!」などと
保安用語を連発します。

今日は陽が照るのでバス停に着くたびにちょこちょこ席を替わる人や、
(気持ちは解る!)
空席になったところに座りに移動する人がたくさんいたので
(気持ちは解る!)
カミチィも〜ぉヒヤヒヤでした。

お昼はピークでありまして、
カミチィにとっての本日最後の乙金ルート、
天敵であるじいたんばあたんの着席を待って発車してるだけで、
ナゼかドンドン遅れが生じなぜか運行半ばで早くも8分遅れました。

で、途中でお待ちになってたおばあちゃん。
「ずいぶん遅れて来たわね〜」とイヤミタップリ(-_-;)
カミチィ、とりあえず、
「すみませーん(^_^;)」と軽く流しましたが、
そのおばあちゃん、席に座るのに、
1分近くかかったじゃねぇかよ〜!!
もっともまどか号超満員で通路には本当に移動しずらい階段がありまして、
ノンステップはいいけど結局通路は階段があって歩きずらいんだけど、
「あなたみたいな方ばかりだから8分遅れているんだよ!」
と、言いたかった・・・(`´)
それに運転士も好きで遅れているわけではないし、
運転士は時計とニラメッコして、
一秒を争いながら信号1個を争いながら運転しているんだから
遅れていることは百も承知です(-_-;)

それにちゃんと着席を確認してから発車しないと例の車内事故が起きます。

だから運転士に向かって「遅れている」というのは最も侮辱の言葉であり、
運転士が最も嫌う言葉でして、それだけは言ってほしくない!
そういう言葉を言うヒトにはバスを待ってほしくない。
どうぞタクシーで行ってください。

けど繰り返しだけど
ほんとマドカチャンの通路は歩きにくいんだよね。
だから仕方ないってとこもあるよなぁ!
カミチィだってあんな通路で超満員なら着席に30秒はかかるよ^^;


次の話題。上と同じ便での出来事。
ちゅうか実はその直前にて。

3歳ぐらいの子供を連れたお母さんが
なんと子供を荷物置き場に乗せました。

まどか号には運転席の後ろ通路両側に荷物を置けるスペースがあります。
実際そこが荷物置き場かどうかは不明ですが、
ま、どう見ても荷物置き場っぽくて
みなさんお荷物をちょこんと置いてらっしゃいます。

なんとそこに3歳ぐらいの子供を乗せられたのです。
車内は満員だしずっと抱っこするのはキツイと思います。
なのでいい場所がある!と思って乗せられたと思いますが、
しっかりガードしてるかと思えば、なんのなんの・・
置きっ放しじゃありませんかぁ〜!
(荷物じゃないんだ!って〜\(~o~)/←呆れるカミチィ)

まさしく急プレーキ一発で子供はひっくり返るような状態で座ってました。
カミチィ、思わずブレーキをじわぁ〜っと踏んで減速します。
そして運行ストップ。
そのお母さんには事の重大さに気付いてないようです。

カミチィ「危ないので座席に座らせるか、しっかり支えててください!」と言うと、
お母さん「いいです。大丈夫です。そのまま走らせてください!」と言います。
カミチィ「いえ、キケンですので移動してください!で、ないとバスは動かせません!」

するとお母さん不本意そうに不機嫌な顔で子供に向かって
「こっち来なさい!」と怒鳴っています。
アナタがそこに乗せたんでしょう?
子供を怒鳴る権利はないでしょう!
親ならもっと子供のことちゃんと見ててくださいよ!
あなたは保護者なんだから。
こっちはヒヤヒヤして運転どこじゃないんですよ!
もっと運転士の身になってください!
(と言いたかった^^;)

だいたいそこはヒトが座るところじゃないし、
とりあえずそこに座らせたとしても
しっかり支えて抱いててあげるのがお母さんでしょう?
そしてこの一件だけでも1分ほど遅れが生じたじゃないですか!

カミチィ、イヤミのように
「只今○分遅れています!」と克明にアナウンスしました。

きっとお客さんにはどうすればバスが遅れるのか分かってないヒトがいるようです。
乗降扱いだけでも30秒はかかるし信号待ちでも1分遅れるし、
ましてまどか号のような高齢者ばかりのバスは
ナオのことスピード出せないし、
急ブレーキは踏めないし、
着席に驚くほど時間かかるし、
お母さんは小さな子供をひとり椅子に座らせてあとは知らんぷりだし、
運転士はたえずルームミラーで車内の動向を観察しながら運転しています。
そう、運転士は前・横・後・車内・を見て。。
と大変忙しいのです。
で、色んな状況が重なってバスは遅れます。

遅れたくなかったら運転士に全て協力することです。
運転士の言うことは素直に従ってください!
運転士が運転しやすいように協力してくれないとスムーズに運転できません。
運転士も感情を持った動物なんですぅ(・_・;)

でもそのお母さん少し元気がなかったな。
反省したのか少し恥じをかいたと思ったのか?

けど、こちらも命がけで運転しているのです。
お客様の数だけ命を預かっているんです。
遊びじゃないということをもっと知ってほしいですネ!
仮にこの便の状況であっても普通に走行して
ひょっとすると何事もなかったかもしれません。
けど運転士は100%の安全を選択しなければなりません。
イチカバチカで事なきだったとしても、
それは、あくまでケッカオーライでラッキーだったというだけであります。
仮にそこで何かやらかしてしまったら、
結局自分が責任を取らなくてはなりません。
誰もかばってはくれません。
なので運転士は運行ダイヤの時間はあってないようなものです。
(バスを待っているお客さんには申し訳ありませんが)
あくまで安全第一です。

結局その便は通勤ラッシュでもないのに13分遅れました。
次の運転士さんがサティの降車場で
てぐすね引いてカミチィ号の帰りを待っていました。

ゴメンね〜。。
ちょっと色々あって〜(^_^;)
と言っておきました。。

でも最後にヒトコト。
運転士は定時運行にささやかな?幸せを感じます。
だから遅れるのは本位ではありません。