あとで連絡します もう俺に楽しい人生はあり得ないんですね
そんな言葉を聞かされて
より悲しくなった
言われても当たり前なのだろうけど
悲しかった
これ以上嫌われたくない・・・?
もう頭の中がぐちゃぐちゃ
私が死にたいみたいに書いたから
それだけで彼は焦ってる
きっと彼は焦ったり
心配してくれたりするって
わかっていた
わかっていたから
甘えてそんなを書いてる自分がいるのも
わかっていて
どんな手を使っても
彼を引き止めたくて
ジタバタしてる自分がいるなって
ちゃんとわかってた
ずるい自分
でも
もう彼を解放してあげたほうがいいよ・・・って
冷静に考えているもう1人の自分を押しのけてでも
終わりにしたくなくて
じたばたしてた
でも
これじゃ
ダメだ
あんなこと言われて
軽蔑されて終わっちゃうんだ・・・
終わるんだったら
ぐちゃぐちゃで修復不可能なほうがいいんだ・・・
もう頭の中もぐるぐるしていて
どうにもならなかった
ただ
私を軽蔑してるだろう彼の声は
聞きたくなかった
あきれた冷たい声なんて
今は聞きたくない
電話しないで もういいから
ふざけないで 動揺で仕事も手につかない それって愛?
これって愛・・・?
愛してるって思ってた
自己愛だった?
自己中の私
でもあなただって自己中だよ
もうメールに返事もできなかった
あなたは今度はそれを心配して
電話をしてきてくれた
想像していたのと違って
やさしい声で、やさしい言葉
さっきのメールとは全然違う
その優しい声を聞いただけで
絶望的な気持ちが
軽くなってく・・・
怖いこと言ったから
今は優しい声なだけなのに
もう終わりなのに
終わるのいやだってジタバタして
めまいとか吐き気とか感じていたのに
ふっ・・・って軽くなった
彼も仕事中で
ゆっくりと話せる時間帯じゃなかったから
とにかく夜まで待ってって言われて・・・
夜になって
長々とメールをつづった
これで終わりになってもいいように
最後に言いたい事を詰め込んで・・・
いつも 何をしても 一緒にいて楽しかった
ただいつも満たされない気持ちでいて ずっとずっと求めて続けてて
それが残念
いろいろ悔いが残ってる
もう彼はメールでの返事じゃなくて
マナーモードにしてある携帯に
何度も着信がはいる
家では話ができないから
車で外に出て電話した
彼の声は
もう怒ったり嫌がっていたりあきれていたり・・・って
言うものじゃなくて
やさしいやさしい声だった
たくさん話して
本音を聞けた
わたしの子どものことがなかったら
全部を捨てて
どこかに二人で逃げて
一緒に暮らすことも想像したって言った
私がプレゼントしたり
なにかかかわったりした
いろんな物を見るたびに
私を思い出すと言ってくれた
ただ私たちの関係は
悪い事だという罪悪感が
彼を苦しめていた
だから
早く終わりにしなくちゃって
いつも思っていて
なんとなく
退いてるようなかんじがしてたんだろうなって
ちゃんと私のことを
好きだったのに
それを感じさせないで
終わらせてしまったら
きっと後悔してしまうって
気がついたって言ってた
本当は逢いたいと思っていたよ
抱きたいと思っていたよって
言ってくれた
気持ちがほぐれてきて
彼の言葉に笑ったら
あーよかった・・・ 笑った声が聞けた 笑ってるユリさんが好きなんだ 笑った声、その声がすごくカワイイ 笑い声聞けてホッとした
って
本当にうれしそうにしてくれた
|