デートの2日目は
ショッピング
彼はずっとずっと同じスニーカーを履いていて
それでも前はもう一足持っていたけど
今は履いていなくて
いつもいつも同じ靴ってことが
私はずっと気になっていた
だから前から靴をプレゼントしたい!って
言っていたけど
彼は
理由もなく貰えない
と言う
他の物だったら
買ってしまって
無理矢理押しつけることもできるけど
靴は履いてみないといけないし
でも今日は
就職祝い・・・ってことで
プレゼントさせて貰うことになった
スニーカーのお店を何軒かまわり
最初のお店の落ち着いた茶色のアディダスに決まった
ほっとしたところで
お腹が空いて
以前行ったイタリアンのお店で
パスタを食べに
前菜
パスタ
カプチーノ
私も彼も
お料理が好きで
パスタも自分なりに美味しく作れるけど
ここのお料理は
どこか違う
普通に美味しいのではなく
どこかプロの味・・・って感じ
どうしてだろう・・・まねできない味
ちょうどランチが終る時間ぎりぎりで
私たちがお店を後にする頃には
スタッフみんなでディナーに向けて
準備を始めるところだった
シェフもエスプレッソマシーンをお掃除していて
カウンター越しに見える厨房もキレイ
また絶対来たくなるお店
パーキングの車に戻ると
もう夕方に近い時間・・・
明日彼は仕事だから
多分早めに解散なんだろうな・・・って
思っていたけど
はっきりされるのが嫌で
聞かないでいた
たぶん彼も
まだその話はしたくない・・・って
思っていて・・・
どちらともなく
自然の中へ行きたくなって
山へ向かって車を走らせた
麓のお饅頭屋さんで
お茶とお饅頭で
一休み
晩秋の夕暮れは
あっという間に
陽が落ちて
そろそろ解散の時刻になってきた
彼が
よくいくお気に入りのLHへ行こうか?
って言ってくれたけど
そこであわただしくsexして
あわただしく解散するのはもっと辛くて
どこか公園で抱きしめて・・・
って言った
駅方面へ車を走らせつつ
途中の公園へ
ブラブラ歩いていたら
ドラマか映画のロケをやってて
お別れの前の寂しさが少し和らぐ
真っ暗になった公園で
上手く話せなかった今回の検査のことを
話した
今までは
症状も
疑っている病気のことも
なんだか上手く言えなくて
口に出すのが怖かったというか
なんだかよくわからないけど
検査を済ませたことと
一日一緒に過ごせたことと
他にも理由があるかもしれないけど
やっと
口にすることができた
彼は
もしゆりさんの身体の一部分が なくなったとしても関係ないよ
って言ってくれた
そんな病気じゃないよ 大丈夫・・・
って言われるより
なんだかホッとした
もし
そうだとしても
そばにいてくれるんだ・・・って
思えたから
現実はわからないけど
現時点で
彼がそうなっても付き合う覚悟をしてくれてたのか・・・と思うと
本当に嬉しかった
心の中にあった不安も
現実の問題も
話つくしてしまって
予定より
ずっと時間が過ぎてしまったから
逆に軽く夕食をとってから
解散することにした
駅前に戻って
中華の居酒屋へ
チェーン店のお料理は
やっぱりたいしたことなくて
彼と食べても
それなりのものはそれなりなんだって
なんでもおいしく感じるわけじゃないんだな・・・って
わかった
駅で彼を見送って
家へ戻る車で
気持ちが軽くなってた
そうさせてくれた
彼の存在が
ありがたかった
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