朝早く目が覚めた
彼も目覚めて
でもベッドでゴロゴロ
昨日、ドライブしてたときには
「いっぱいエッチする!」って言ってたのに
結局、寝不足と日本酒で寝ちゃったからくやしい!・・って
彼に言うと
うん、スゴイ勢いで眠りに落ちて行ったよ もう本当にいびきはかいてなかったけど くぉーっって感じに寝ちゃってさ
上で潰さないように力を入れてたよ
そうだ・・・
果てたあと
いつもだったら
少しは覚えてる
充実感とか
でも今回は
本当に
果てたと同時に意識が飛んでた
そんなことを思い出しながら
ベッドに横になった彼のお腹に頭をのせて
チビ彼にキスをする
ゆっくりやさしく手を動かしながら
キスしたり、ペロペロしたり、口に含んだり
でも
やさしく、ゆっくり
手は
さするように、撫でるように
気持ちいい・・・
そう?
昨日は激しかったからね
・・・そう・・・だっけ?
なんとなく
うっすらと
激しくしゃぶりついた記憶が・・・
そういう優しいのも気持ちいいよ
しばらくしたあと
今度は彼がしてくれようとしたけど
シャワー浴びてないからイヤ されるのは好きだけど 今はヤダ
って言った
昨夜のエッチのあと
身体を洗ってないから
彼はシャワーを浴びてきたからいいけど・・・
そんなのいいのに・・・ でも、反対を考えるとそうだね 自分もイヤかも
彼はそういうと
指でかき混ぜて
感じさせてくれた
感じるところを刺激されて
温かいものが吹き出してるのがわかる・・・
明るい部屋で
彼が身体を少し離して
私を見下ろして
ユリちゃん、キレイだよ
って言ってくれる
まだギリギリ言って貰える
そう思われなくなるまで
言って貰えなくなるまで
ずっと見てて貰いたいな・・・
今のウチ、キレイって言って貰えるうちに
いっぱい言ってもらいたい
正常位で繋がって
そのあと
そのまま繋がったまま
身体を入れ替えて
私を上に・・・
そのまま上で動く
前後に
上下に
身体を起したまま上下に
身体を伏せて前後に
ゆっくりと激しくを繰り返して
そして
そのままの形で
果てた
繋がりを解いて
彼に腕枕されて
うとうとしてしまった
・・・・・・・
彼が
シャワーを浴びたときに
入れてくれてた熱めのお風呂に入ってから
仕度をしていたら
頼んでいた朝食が届けられて
食べてから
時間ギリギリでチェックアウト
料金を支払ってから
最後に抱擁
彼は包み込むように
私を抱きしめてくれて
髪を撫でて
何度も・・・ぎゅっ・・・ってしてくれた
今日は近くを車でドライブ
道ばたにたくさんあるオブジェを見て回ったりして
今日は昼過ぎくらいまでかなぁ・・・ 2時?・・・は、もうすぐだから 3時?くらいかな
って思いながら・・・
そのまま帰る方面へ向かうけど
一番近い駅には行かずに
ICから高速へ
××駅まで送っていくよ
・・・・じゃあ、何か食べて帰ろうか ここの料金は払わせてね
いいの?
だって送ってもらうわけだし
だけど電車の方が安上がりだよ
・・・そっか、でもそれくらい出しても 一緒に居たいし
・・・それより時間がないから 負担かけてて・・・ いつもこっちよりにしてもらってて 申し訳ないなぁ・・・って思うよ
でも時間あるし 少しでも一緒に居たいし
高速を降りて
この間食べた道の駅で
今度はカレーを食べて
駅へ
車を降りた彼は
人がたくさん歩いているのに
運転席の窓から顔を入れて
軽くキスをしてくれた
またね
気をつけてね
そっちの方が・・・ 気をつけてね ゆっくり帰ってね
電車の彼から
なんか、梅がスゴい目につくよ
ハハ あるもんだね
ゆっくり帰ってね
ってメール
家に着いたあと
到着のメールを交わして
しばらくして
今回も心地よい時間を ありがとう
なんか本当にいい時間の 流れだった まぶたの裏に梅郷と ユリちゃんの笑顔があるよ
春の息吹、オレも昔は イヤだったんだけどね。 今は受け入れられてるみたい。
次は桃 でその次は桜、しょうぶ、アジサイ・・・
ユリちゃん、好きだよ
梅園の景色
川面の水の色
酒蔵
また新しい心地よい思い出が
刻まれてしまった
いつかくる別れの時
この思い出は
私を慰めてくれるのかな
私を苦しめるのかな・・・
いつかくる別れの時が
ずっとずっと先のことだといいな・・・
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