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写真のレタッチを練習中だ。 何となく切り取る、何となくぷちぷちと余分な物を消してゆく。 でも 思ったように保存されないなあ、などと思いながら更に作業を続ける。 さあ、完成だぞ〜と思ったら止まった。PCを買い換えてから初めての事だ。 幸いな事にプログラムが止まっただけで強制終了にはならなかったが グラフィックの処理が物凄く負担のかかる作業だと言う事はとても良く判った。 2時間、ちくちくやっていた作業は0に戻ったが、経験は積み重なったと 考えるべきだ。そうでなければ悲しすぎる。
翌日、またちくちくと同じ作業を繰り返す。今度はきちんと保存した。 前回より僅かだが能率が上がっている。これが学習と言う物さ、へへん。 でもマウスで消しゴムをかけて行くのって、すごく疲れる。普段はそんな事ないのに マウスが巨大芋虫かなんかに思えて来た。巨大芋虫の腹の下に 筆先とやらがあるのだ。これはやり辛い。 他所のサイトさんにある 沢山の綺麗なイラストは、こんな芋虫の腹で 描かれている訳では無い筈だ。 ペンがあるんだ。聞いたことあるもん。
お気に入りの電器屋さんは ワンフロアしか無く、大手でありポイントカード もあるけれど品揃えは万能ではない。それでも近頃、頻繁にここに通って いるのは、ちょっとした理由がある。私以外には本当に大した意味のない 理由だとは思うが。
早速、店員さんに声をかける。おばさんは堂々とでっかい声で自分から掛けるぞ。 「すみませ〜んっ」 「はい、何かお探しですか?」 「はい、あの。パソコンで使うペンの、ペンみたいな。あの、ペ・・・」 「ああ、タブレットですね」 「そう」 店員さんが案内してくれる。「こちらです」 「あ、マウスが付いている。マウスはあるからいらないです」 「はい、ご自宅のマウスもご使用になれますよ」 「マウスが付いてないやつはないんですかね」 「ありますが、持ち運び出来るノート用の物になりますね」 余りにも何も知らないと、店員さんは直ぐ 見抜いてくれたようだ。 「シンプルな物をお勧めします。お高価い物もありますが、初めは余りあれこれ 付いていない 使い易い物が良いと思いますよ」 私は直ぐに「それを貰います」と言った。
レジでびっくり、店員さんの言っていた値段と大分違うのである。 ははあん、間違えたな。それは1個だけ残っていた品物だったが 隣りには 沢山、同じ黒いタブレットが並べてあった。 薄ぼんやり者の私は、気が付いているような、でも何だか訳が判らないから 半分どうでも良いような気持ちでいたので、安売りをしているんだなあとしか 思わなかった。そちらの黒いタブレットの値段が、店員さんの言っていた 値段だったのだ。 迷ったが、ポイントが溜まっていたので 私は自分が手に持っている1個残っていた 白いタブレットを買う事にした。
家に帰って見て、それに随分と色々なソフトが付いて来ている事に気が付いた。 PhotoshopElementsの2.0が元々同梱の上に、無造作に3.0が梱包の上から 貼り付けてある。 同梱版が売れ残っているうちに3.0が出たとか そう言う理由なのだろうか。 随分と大雑把な話だ。梱包を開いて2・0を抜くとかしないのか・・・。 品物自体が悪くなければ、私は得をしたのかも知れない。 使い方説明書は付いていないが、あちこちに親切なサイトさんとかがあるし 本も出てるって言うしね。
タブレットが無事 動く事を確認したら、安心して 最早どうでも良いような 気分になった。何もしないで想像するだけと言う楽しさを今しばらくは味わおう かなあとも思っている。
(実は 買ったと言う事で満足したの半分、初めに練習した時の 目の疲れの 取れるの遅さに びびっているのが半分)
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