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2005年05月24日(火) アフリカのうんこ虫。


「あ、うんこ虫」
某教材セットに付いて来た、世界の珍しい虫が出ている本を熱心に見ている息子。
「うんこ虫じゃないでしょう。ちゃんと字が書いてあるんだから字を読みなさい」
カタカナにひらがなのルビをを振っているんだから さすがに読めるだろう。
「ええと、ア、フ、リ、カ、タ、マ、オ、シ、コ、ガ、ネ」
「そう、それがその虫の名前なんだね」
「じゃあこれ、押してるのは土なのかなあ」
「いや、うんこ


息子の宝物はピクミンの攻略本だ。舐めるように読んで、読める情報は
殆ど全て暗記している。私の子供の頃もそうだったと言う。
幼い私の愛読書は『主婦と生活』であったらしい。なにゆえそう言う本を
子供に持たせるのか。
だが、そう言う本の読み方をする人間が読書家の勉強家になるとは限らない。
私の場合はずっと漫画ばかり読むようになり、活字本は高校に入るまで
ろくに読まず、高校時代から破裂したように読み始め、単なる活字中毒
落ち着いた。ただし、暗記には強かった。今は脳にが入ったような有様
なので、昨日の事も忘れているが。
「吸収させるなら今だ」
それでも親は息子に期待する。今なら何でも読みそうだし覚えそう。
だが、やはり甘かった。ピクミンの本以外は全く読もうとしない。
「なんでだあっ」
なんでも何も、私もそうだったからだ。『主婦と生活』を延々と読んでいた
だけだったと言う。嫌な子供だ。
次に愛読書となったのは、当時叔父が持っていた「あのねのね」の本だった。
下品が満載。
家族が集まる居間で私は『ねえ「オ●◎ー」ってなあに?』と でかい声で
やってしまった記憶がある。叱られ、本は取り上げられちゃったと思う。
相当覚悟を決めても 今なら言えないなあ。お金貰ってもイヤだな。

「ピクミンの敵は幾ら可愛くても面白くてもテレビの中でしか見られないけど
庭で普通に動いてる虫の本とかを読むと虫の事が色々解るよ。ワラジムシ
の事とか

たとえイヤムシであろうと、好きな物の名前を出して気を惹いてみる。
イモガエルは本当にはいない蛙。でもアマガエルなら庭に来る事があるかも」
その時は気のない返事の息子であったが、覚えてはいたらしく 今日やっと
生物図鑑にじっと見入っている。ああ、でも珍虫、普通には会えない奴ばかり。

「この蝶すごい。これも飛んでるの?見られるの?」
「見られるさ、ペルーに行ったら
「そうか」

ペルーは電車で行くと思ってるな。多分。
まあでも、アフリカまで行かなくても、フンコロガシなら見る機会もあるん
じゃあないのかなあ。
あ!居た。日本にいるやつ。日本で見られるやつが。
アゲハの幼虫。・・・・・・・・・。うわあ。
庭に突然出たらどうしよう。




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