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2006年06月02日(金) 生まれ変わるんだね。


今日は朝から庭屋さんが来た。

去年の秋、何本かの木を移動し、新しく木を入れた。
庭の雰囲気も随分変わったので、更に細かな木を移し変える事に
なったのだった。

母はツツジやサツキなど、樹木類を前の家から持って来た。
私がそこへ草花をどんどん植え込んで行った。
草花は無茶苦茶に増え、庭はごちゃごちゃになってしまった。


今回、庭屋さんには 私は巨大化し過ぎたギボウシとシマススキの
移動を頼みたかったが、母は枯れたクロフネを抜く事に執念を
燃やしているようだった。

クロフネツツジは薄桃色で 茶の混じった葉の色も品があり、美しい。
15年ほど大切にして来たクロフネツツジが枯れてしまった。
正確に言うと、台木が成長して駄目になってしまったのだ。

台木はバラのようだった。
実は一昨年、母は自分でデジカメに伸びた台木を収めている。
そう言う事をしているからツツジの方を駄目にしてしまったと思うのだが。

今年も早くから台木の成長は頼もしく、接いだクロフネが既に死んで
いるのは、素人目にも明らかだった。
「見るのも腹が立つ。捨ててもらう」 と母は息巻いていた。


庭屋さんは雨の中でも寒くても、丁寧に草花を一切傷つけず仕事をする。
札幌はここ1週間、ずっと寒くて雨だった。


庭屋さんに出す飲み物の買出しに行って、大雑把な植物の移動について
お願いしてからは母に任せた。本を読んでいたら うとうとしてしまった。
目が醒めた時は庭屋さんは帰ってしまっていた。

クロフネ捨ててもらってスッキリしたかい?」
と訊ねると、母から意外な答えが返って来た。

「あれねえ、今人気のバラなんだって。欲しがっている人もいるんですよ
捨てるんですか?勿体無いって言われてね〜。家の角(目立つ)に
植え込んでいってもらったんだよ。
時々刈りに来てくれるって」

ええええで、何て植物なの

「カタカナみたいで長いから忘れた」 おい。

頭の上に全く違う植物を載せて15年というのは、花にしてみればどう言う
状態なんだろう。環境が変わり、上が衰えると、本来の生命力の強さで
取って代わった。

「可愛げがない」などと言われながらも、ちゃっかり写真に収まったり
「珍しい」の一言で、特等席に置かれ 新しい生をもらったのだ。

生まれ変わったんだ、お前は運がいいね。
元の花は綺麗は綺麗だけどどこか儚いと言うか、要するに我が家の
手入れが悪かったんだけど、今度は大丈夫そうだね。
放って置いても生えて来たくらいだし。


3時間ほどの作業で庭は様変わりした。
これから私の担当は南向きの庭であり、そこには草花と小果樹がある。
もう直ぐ子供が争って食べに来る。
(美味しいと言うより、争うのが好きなのだろう)


☆ちょっと画質が悪いですが2004の問題の台木(名前不明)
 



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