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自分に関心を向けてくれる人がいるのは嬉しい。 自分を大事に思ってくれる人がいるのは 更に嬉しい事だろう。
「苦しい」
そうそういつもは言わない。だから大丈夫?と言ってくれる人が いれば有難い。 一人で歩く。 心配ない。
その一方で、忘れられてしまう事や、鬱陶しく邪魔に思われる事は一番辛い。 それなら要らない。寂しくても病んでも一人で歩く。
パートナー
「肉体関係は?」 「月に何度くらい会いたい?」 「何がしたい?」
なんにも いらない。 自分の手の中にはもう、何もないと思うし、その事に何の不満もない。 自分が決めた事だから、諦めではない。
「もう、歩けない」
だけどこれからも、きっとそう思う。 背中を押してもらえれば ゼンマイ仕掛けの人形の様な動きでも 何とか自分で歩く。 手は一生、引いていらない。
パートナーが欲しいですかと問われて
「欲しいですね」 と馬鹿正直に答えたとする。
ほとんどの人は再婚相手の事だと思ってしまう。 当たり前なのだろう。
「あけましておめでとう」 「今、ここにいるよ」 「誕生日、おめでとう」 「メリークリスマス!」
その人がいて、自分がいる。 パートナーの中の自分の位置は、一生知らなくてもいい。
「歩けないんだ」
貸せる手は貸す。だから助けて欲しい。 背中を押すだけでいい。
パートナー
他には何も望まない。 それでもやっぱり贅沢だろうか
贅沢過ぎてもそうでなくても、多分そんな相手は一生現れないと 思ってしまう自分は ものすごく弱気だよなあと思う。
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