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2007年01月17日(水) 折れた柳。


手の震えが止まらなかったり、動悸が打って息苦しかったり
ここんとこ、ちょっとそんな事が続いた。

薬を飲む事で、不快な症状は普段は抑えられるはずなのだけど
何故か今回は 余り効き目はないのだった。
思い当たる事はないではないけれど、ちょっと それっぽっちが
原因
とは 自分自身、中々認めたくないものがある。

柳のように生きようと思ったものだった。
風が強いのは元からだけど、何とかここまで来たじゃんか?
これが私の強みであると 自分に言い聞かせて来た。
顔は歪んでいないか?ちゃんと笑えているか? 歳取るとそう言うの
モロに出るから。 それはやっぱりイヤだからなあ。

思わぬ事に出会うと パニックになる。
風を受けた柳の木のように。だけどしなるだけしなれば、あとは
風の方で通り過ぎ、木は自ずと元に形に戻る。折れないのが取り得。

突風を受けた柳の枝が 激しくしなる姿はどこか恐ろしげであるだろう。
だけど穏やかな風を受けている時は、地味だが優しげでもある。
昔の勤め先の近くの川沿いに 柳が沢山植えられており、さらさらと
風に鳴り 好きだったのだ。 こんなふうでありたいと思っていたものだ。


自分の中には傷があり、多分 直らないんだろうなあと感じる時がある。
だけど別にそれはそれで、いいんだと考える事の方が多い。
傷やトラウマの一つや二つ抱えていない人間などいないだろう。
ただ、身体に来ると堪える。 同じ症状が繰り返し起きたりする事は
これまでずっとなかった事だった。

柳だと自分に言い聞かせてみる。
ふと根元をみると がっつり折れてたり。そうか、風で揺られてて
これに気が付かなかっただけなのか? ちょっと愕然とする。
枝の流れにばかり気を取られて、真っ直ぐ立っていたのかなんて
考えていなかったのかも。
折れた木って治らないんだよね? だったら さあ、どうする。

なんで手が震えるんだろうな。なんで動悸が打つのだろう。
一生同じシチュエーションで、同じ事がずっと続くんだろうか。


息子がまた「足が痛いよ」と起きて来た。
なんで何かあると判るのか、これは本当に不思議な事だ。
息子の足を撫でながら、ひたすら柳のイメージを連想する。
今は息子も、痛がる割には足を撫でると、「もう、いいよお母さん」と
直ぐに言って眠りに入るようになった。




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