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Yahooをインターネットのホームに設定しているので 開くとやっぱりトピックスを真っ先に必ずみてしまう。
大きな事件、話題性のある物、痛々しい事件は続報続報続報で 追ってしまう自分の野次馬さ加減がイヤになる事もあるが 今日は、こんな身につまされる恐怖の見出しが!
鼻から18年前の手術ガーゼ
場所は新潟、60代男性は18年前に鼻腔ポリープの手術を受けていた。 その後、嗅覚が鈍くなったなどの症状に悩まされたが、ずっと 原因が判らなかった。ある日、鼻をかんだら鼻からガーゼがっ
これは半年とちょっと前に 私が受けた手術と似たようなものみたいだ。 ガーゼのサイズも お医者さんが教えてくれたのと ほとんど同じだもん。 この人の場合、元が何本入っていたのかは判らないが私は3本。
鼻の中って糸で縫うわけに行かないから 血止めはガーゼを詰め込んで 行うらしい。3×15cmが3本と言うだけで顔の中がどれだけ ぎゅうぎゅうかは想像してみて下さい。
私の担当医のY先生はK-1の選手みたいな体格で、初めて見た時は 「しまった、もう後戻りはきかないっぽい」 と恐怖で泣きたくなったものだけれど、ガタイがいい割に指先は さすがに耳鼻科の先生、どう言う作りになっているのか大変に繊細で 検査も痛みはなかった。 ガ、手術後が滅法いたい。「痛くないですか?」 「痛いですう」 看護師さんとこんなやり取りをしていると、回診中のG先生が
「オレも立ち会ったけどY先生全身の力でガーゼ詰めるんだもん。 コレは痛いわ。オレなら2本しか入れないけど3本詰めてた」
などと笑って仰る。 おかげで治りも良く、傷も綺麗だったそうである。 今なら笑い話で済むが当時は 「ち〜くしょ〜うううううっっ(涙)」 と思ったもんである。
回診医が毎日変わる耳鼻科。鼻ガーゼを抜く時の先生もまた違うK先生。 「・・・あ、3本って書いてあるから、もう1本ある」 と言う事で顔中あちこちかき回し、「普通ここ、あんまり入れないから」 とか言いながら信じられない場所からなんか引っ張り出してた。 あの時の感触は、思い出しても・・・・・・あいたたたあっ
この新潟の男性の場合、どう言う経緯だったのかは知らないが 止血のために多めにいれたのだろう一部が残っちゃったのかも知れない。 出たものの実際の大きさを見ている私としては
「あんなのが残ってちゃ、どこかおかしくなるのが当たり前」 である。 でも無事出てきて良かった。これまでは全くお気の毒な事だ。
一つ勉強になったのは病院の院長さんの話。
「今はX線に映るガーゼを使用し、ミス再発を防止している」
多分私の鼻ガーゼも X線に映るガーゼだったのだろう。
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