| 2005年06月07日(火) |
16分間の天使の羽根 |

天使に出会いました。
病院ではなく、電車の中でです。
一度や二度ではないですが、「天使」という言葉が浮かんできたのは初めてでした。
その日もいつもと同じ08:11発の快速急行河原町行き三両目に乗り込みました。
当たり前のことながら満員電車。
そんないつもの空間に天使は舞い降りてきました。
列車が揺れるたびに、お互いの背中が触れ合い、そしてまた離れる。
それはまさに、天使との音のない会話でした。
お互いのハジラシサと、振り向くことの出来ないイジラシサ。
これが天使の羽根かと、何気なく頷いてしまいました。
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