
好きな言葉
「科学は人間の広大な経験を、非常に狭い道の中に押し込めた」小林秀雄
この言葉は本を読んでて見つけたものではありません。
高校3年生の時にたまたま参考書(受験用)で見つけたものです。
自分の中でもやっとした考えを曲がりも無く言い表していました。
それ以来、ことあるごとにこの言葉を思い出しています。
科学のあり方を考えることなど有益ではなく、 考えたところでそれが科学の進歩に繋がるのか?
そんな狭い世界に科学者はいるものだと考えていました。
でもこの言葉を知って安心しました。
ちょうど昨日見た「es」という映画も科学者のあり方を問うもの。
極限状態に近い心理実験を無理矢理に続けた結果が応報するというお話。
科学者はそのような倫理観と向き合うことが大切だということです。
原爆も飛行機も毒薬も・・・
そんな板挟みから生まれたものでしたね。
小林先生の言う「狭い道」を、日常生活に当てはめてばかりいました。
自由な視線で、自由な視点で
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